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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
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ミニチュアゲームをはじめよう!(その1)

【ミニチュアゲームの歴史】
日本ではまったくなじみがないように思われるミニチュアゲームですが、
その歴史をひもとくと意外と誰もが知っているものと深く関わりあっています。



まずは歌ったことがない人はいないであろう『おもちゃのチャチャチャ』という童謡がありますが、
その歌詞に最初に出てくる玩具は「鉛の兵隊」だったりしますし
より古い童謡『おもちゃのマーチ』には「人形の兵隊」が登場します。
さらに『キューピー3分間クッキング』のテーマ曲は『おもちゃの兵隊のマーチ』です。
またアンデルセン童話には『しっかり者のすずの兵隊』もあります。
これらの作品に登場する錫の兵隊(誤訳で"鉛"とも)というのは
そのものずばりミニチュアゲームの駒のことだったりするんですね。
おもちゃといえば、男の子の場合は特に「ミニチュアの兵隊」は定番だったのです。

そもそも錫で鋳造された軍隊の模型は19世紀から20世紀初頭にかけて流行したもので
最初は富裕層向けの大人の趣味として、やがて男児向け玩具となっていきました。
最初は並べて遊ぶだけ、ジオラマを作って眺めるといった静的な玩具でしたが
これを軍隊の机上演習などで使用する兵棋のようにして対戦できるようにと
ルールを設けて最初に作られたのが『リトルウォーズ』(1913)というゲームでした。
このゲームを作ったのは、なんとヴェルヌと並ぶSF小説の大家H.G.ウェルズです。



このウェルズ作の『リトルウォーズ』が最古のミニチュアゲームであり、
その後、これを簡素化しつつ発展させたのが『タクティクス』(1954)というシミュレーションゲームの元祖で
今でもよく使われる六角形のマスのマップの厚紙の駒を使うタイプのアナログゲームで
コンピューターゲームのシミュレーションゲームもまたルールの原形はここにあります。



またゲームの駒としてではなく、あくまで玩具としての系譜を辿るものとしては
戦後ドイツで作られたグリーンアーミーメン(映画『トイストーリー』にも出てくるあれ)もあります。
時代の変遷を経て材質は錫からプラスチックへ、デザインもナポレオン時代の軍装から
第二次世界大戦時のアメリカ兵のものへと変化はしながらも受け継がれています。



ということでミニチュアゲームというのは『リトルウォーズ』以来
メインとして遊ばれているのは、ナポレオン時代の戦争を模したゲームでした。
今もヒストリカルゲームとしてミニチュアゲームでは1ジャンルを築いています。
長らく19世紀の戦場を舞台としたゲームが綿々と遊ばれ続けていたのですが
1980年代後半になって、これらのゲームに新風が吹きこみます。
これがゲームズワークショップ社から発売されたミニチュアゲームで
指輪物語のような異世界ファンタジーの戦争をテーマとしたウォーハンマー(1983)でした。
さらにこの好評を得てSF版として発売されたのがウォーハンマー40,000(1987)です。
このウォーハンマーシリーズの成功により欧米(特にイギリス)では
さまざまなテーマのミニチュアゲームが発売されるようになっています。
残念ながら日本では錫の兵隊のようなミニチュアゲームの文化的素地がなく
ミニチュアゲームが伝播する前にコンピューターゲームが主流になってしまったことで
どうしてもミニチュアゲームというとマイナーな存在になってしまっています。
しかし上でも見たように実は歌などでは知らず知らずのうちに身近ではあったんですけどね。


【ミニチュアゲームの人気】
さて、では本場ではどんなミニチュアゲームが遊ばれているのか気になりませんか?
元祖的な存在であるゲームズワークショップ社の寡占状態が続いていますが
最近のアメリカでの売り上げ順位は以下のようになっています。

1位 ウォーハンマー40,000(ゲームズワークショップ)
2位 ウォーマシン(プライヴェティアプレス)
3位 ウォーハンマー:ファンタジーバトル(ゲームズワークショップ)
4位 ホード(プライヴェティアプレス)
5位 メリフォー(ワイヤード)

日本でも、この5つはミニチュアゲーム界ではかなりメジャーな存在です。
しかしダントツ1位で圧倒的なシェアを誇るのが、ウォーハンマー40Kでしょう。
GW社は日本をはじめ、ほとんどの国に直営店を置いているくらいですから。
そんなGW社に対して旗艦商品のウォーハンマーFBを押しのけて
2位につけているウォーマシンはGWの牙城を崩すほど健闘していたりします。
ただしGW社以外の商品は日本語展開は公式にはおこなっていないので
(輸入している店舗ごとに独自の日本語訳を配布しているくらい)
局地的には人気があっても全国的にはマイナーにとどまってしまっています。

逆に公式に日本語訳ルールブックが発売されたディストピアンウォーズは
海外でもそこそこ人気となって続々と新製品を投入しているのですが
国内ではウォーマシンよりもさらに盛り上がりを見せています。

それぞれのミニチュアゲームについてへの紹介はまた次回に。
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