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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ガンプラでいじめを克服する小説があります!

ライトノベルではないのですが、なかなかおもしろい趣向の小説を読んだので紹介しようと思います。

それというのも、いじめられっ子の中学生が「ガンプラ」を作ることに目醒めることにより
やりがいとか自信とかを持つようになり、ついにいじめを克服、さらに淡い初恋までしてしまうという
それはもうモデラーには夢のような作品だったりするんですね。

その作品は今野敏著『慎治』です。
1999年に単行本で刊行され、文庫本になったのは2007年ですので、すでに単行本は絶版のようです。
単行本の表紙はガンダムの写真がデカデカと載っていて、まるでガンダム本のような体裁だったんですけどね。
文庫版は黄色を基調としたかなりおとなしい感じの表紙となっています。



肝心の内容ですが、一言で言えば映画『ベスト・キッド』(The Karate Kid)のガンプラ版ですね。
ベスト・キッドではうさんくさい老人に空手を習って、いじめっ子たちを試合でやっつけていく話ですが
この『慎治』では、あまり熱心とはいえない教師にプラモデル作りのイロハを教えてもらうんですね。
ガンプラでどうやって、いじめっ子をやっつけるのかというと、まあ、それは読んでからのお楽しみです。

余談ですが、気になったのが師匠となる担任教師のガンダムに関する信条なんですよねw
ガンダム好きならわかると思いますが、先生はガチガチのファースト原理主義者です。
もうね、宇宙世紀ものではない『Gガンダム』とか絶対に認めませんし
当時(作品上の現在)流行っている『エヴァ』なんか見向きもしません。
ひたすら初代ガンダムのMSをフルスクラッチで作製している筋金入りのガノタなんですね。
作中の序盤、数ページにわたってガンダムの歴史を語りまくる先生は熱いですよ!
きっと先生は作者の分身であり、この熱い思いは作者そのものなんじゃないでしょうか。

そんな師匠なので、弟子に最初に作らせるのは「1/100スケール・ガンダム」なんですね。
もちろんMGシリーズの最新モデルではなく、1980年発売の旧キットのガンダム……
これをエアブラシはもちろんのこと、パテで盛ったり、切ったりしながら作製させていくんですね。
(それにしても今となっては30年以上も前の旧キットが当時の価格のまま入手できるガンプラは凄いですよね)

ラノベじゃないけどラノベ以上にオタク趣味を駆使した作品なのです。
ガンダム好き、プラモデル好きな方はぜひご一読あれ!
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