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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ワタミはブラック企業ではない

よくワタミはブラック企業の筆頭格だと揶揄されることも多いわけですが
こと経営者の目線から見ると、まったくブラック企業なんかではないというより夢の企業なのです。

たいてい名物経営者などともてはやされる人の経営手腕というのはシンプルなんですね。
より良い商品なりサービスを割安で提供するという目的はみな同じなわけで
高品質化についてはここではおいておいて、商品やサービスを安く提供するために
もっとも効率がいいのは人件費を抑えることですよね。
安い給料でも長時間働いてもらえる従業員というのが理想的なわけです。

この理想を叶えるために経営者は給与以外のものを従業員に与えることで満足してもらうわけです。
多くの名物経営者が与えてきたのは「夢」でした。
従業員を含む企業の明るい将来像とか社会への貢献とか、そうした崇高な夢を与えることで
この夢に共感する従業員たちは給与は安くとも使命感を感じて、やりがいを感じてくれたんですね。

ところが最近は終身雇用も崩壊し、企業の未来が自分の未来に直結しないこともままあり
さらに長らく続く低成長や停滞感に明るい未来や輝かしい将来なんて考えにくくなりました。
従業員たちは経営者の与える従来型の「夢」ではなかなか満足してくれなくなったんですね。
そこで最近よく見る形態では「夢」が個人的なものとなってきました。
特に居酒屋産業で多いのですが「将来は独立」という夢で働いてもらう手法です。
安い給料なのも、それは自分が独立するための勉強代も含まれているので仕方ないこと
長時間働くことも、それだけ多く働けば独立に近づくのではないかという感覚で
休日返上、サービス残業もなんのそので働いてもらうシステムです。
ただし、従来の夢にあったような夢を追いかける高揚感というよりも修行的な苦痛の割合が強いため
これを補強するためにカルト教団や自己啓発セミナーなどで採用されているマインドコントロールによって
たえず修行的な業務に疑問を抱かないように工夫する必要があるようです。
どういうものか知りたい方は「居酒屋甲子園」あたりを参照してください。

ここで話は戻ってワタミについて考えてみると、実はワタミは従業員に「夢」を与えません。
それらしきことは社長も言ってますが、往年の名物経営者のように説得力がないのです。
だからといってマインドコントロールで従業員の心を縛るようなこともしていません。
であるならば、ここで逆転の発想をすべきなのです。
もう全従業員に対して夢を与えることができないのであれば、社長本人のみが夢を持てばいいのです。
自分で自分を納得されることは容易ですから、どんな夢だって受け容れられるでしょう。
ユニクロの柳井社長みたいに時給換算で1時間あたり数十億円みたいなケタ違いの給料だってもらってません。
柳井社長や孫社長などの経営者たちと比べれば薄給もいいところです。
しかも1日中会社のことを考え、会社のために働いています。休みだってほとんどとりません。
それは誰にも怒られることはないし、威張り散らせるからとか、頑張っただけ収入が億単位で増えていくからとか
そういう要素は少なからずありますが、おそらく全社員のなかで会社のために行動している時間は最長です。

社長が見本を持って(他のブラック大手の経営者と比較すれば)安い給料で働き
全社員のなかで誰よりも多くの時間を会社のために尽くしているのですが、
本人はちっともブラック企業なんて考えもおよばないくらい素晴らしい会社なのです。
だからこそワタミとは経営者目線で優良ホワイト企業なのですね。
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