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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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自分の作品を魅力的に伝える技法2【ミニチュアゲームを例に】

さて自作品の魅力をどうアピールするかをなぜかミニチュアゲームを例にとって解説するという
まったくもって趣味丸出しな企画の第2回となります。

前回までの流れで、作者なり経験者が魅力的だとか本質だとか思っているところは
得てして読者のハートを掴めるほど魅力的には映っていないというところまででしたね。
今回、この記事を読んでくれている作家志望者である読者にとってはミニチュアゲームというのは
ほとんど何もしらないジャンルなんじゃないかなと思っています。
そして、そういうあなた相手にどう魅力を伝えるかを考えていこうということにもなりますよね。

では、どういうゲームかを理解してもらうのではなく、感じてもらうための画像を見てみましょうか。

WH40Kプレイシーン

どうでしょうか? これはミニチュアゲームでは世界的に圧倒的なシェアを誇るウォーハンマー40,000です。
写真は実施のゲームシーンというよりは撮影用にちょっと戦場を圧縮して並べているようですが
ルールとかゲームシステムとか、そういうこと関係なしに、ミニチュアゲームを知らない人に興味を持ってもらうには
とても効果的な画像となっているのではないかと思います。それはなぜか?

ミニチュアゲームを実際にはじめた人にとって興味が向くのは2つの方向があります。
1つはゲームなのだから、勝つためにはどうすればいいかというユニットの能力や部隊編成、運用についてです。
正直な話、まったく知らない人にこの手の話をしても無駄です。よほどゲームが好きな人を相手にするなら別ですが
それでもゲームシステム的とか処理スピードとかはコンピューターゲームやボードゲームには及びません。
なぜならミニチュアを使用している以上、いろいろと制限があるからなんですね。
ミニチュアが関係ないならゲーム的にはコンピューターゲームのシミュレーションゲームのほうがおもしろいですから。
もう1つはミニチュアのモデリングにいく方向性ですね。
どうすれば上手に格好よくミニチュアを作れるか、色を塗れるか、改造できるかへと向かっていくんですね。
これもまたミニチュアはゲーム用の駒という制限があるわけですから、サイズとか壊れにくい造形とかの制限があり
展示用のフィギュアやプラモデルと較べてしまうと基本造形の時点で不利なんですよね。
なのでミニチュアゲーマーのあいだだけならミニチュアの写真だけを掲載するというのはよくあることですが
これをなにも知らない人に対してやっても、それほど魅力的に映らないでしょう。
ただしガンプラ全盛の日本にはないモンスターなどの模型という造形に単純に惹かれるというのはあるでしょうが。

ということで、ゲームとしてもミニチュアとしても、どちらを重視しても片手落ちになってしまい
それを超える存在が身近にあることから、どうしても不利になってしまうという結果になってしまいます。
だからこそ「ミニチュアゲーム」であることをアピールしないといけません。
ゲームだけでもミニチュアだけでもない、両者の融合した唯一無二の存在であることをアピールすべきなのです。
そのことを意識して先ほどの画像を見てください。

たしかにミニチュアが多数写った写真ですが、それだけではないですよね。
ミニチュアだけではゲームはできません。ゲームには駒の他にゲームボードとなる戦場も必要なのです。
あの写真にはそのゲームボードである戦場もしっかり写りこんでいることに注目してください。
つまりミニチュアゲームというのは、ミニチュアでゲームをするというのでは本質が伝わらないんですね。
ミニチュアゲームの本質とは「ジオラマで遊んでしまうもの」なんですよ。

なんだかんだいって模型に興味ない人もゲームに興味ない人も”ジオラマ”には注目しがちです。
博物館などで眼下に広がる縮尺された精緻な模型が展示されていると、他の個別展示品より人が多くいます。
ただし普通のジオラマとは実際に製作することを除けば展示されたものを見ていることしかできないわけですが
ミニチュアゲームでは見るだけだったジオラマを自分で動かして遊べてしまうわけです。
そこにはアナログで不便な点も数々あれどCGゲームにはない景色があるのです。
しかしジオラマで遊ぶにしても、好き勝手にやれというのでは、たたのごっこ遊びになってしまいます。

思いだしてみてください。子供の頃、ゲーム以外のオモチャで遊ぶのは、もっぱら想像の世界でしたよね。
映画『トイ・ストーリー』でもアンディ少年はオモチャたちを並べては想像上の世界と物語で遊んでいます。
ただし、この遊び方はあくまで1人遊びが基本となってしまいます。
なぜなら遊んでいるときの世界も物語も自分の頭の中にあるだけであり、どうしても他者と共有しがたいからです。
であれば、この頭の中の世界を他者と共有するためにルールが必要なわけです。
そうして他者と世界観を共有できるミニチュアゲームという世界があなたの前に広がってゆくのです。

40k初めてグランプリ

参考までに今度は私が以前プレーしたときの写真も掲載しておきましょう。
500ポイント編成と最少に近い編成のため、ちょっと絵的に寂しいですが、このくらいでも遊べてしまうし
専門ショップにいけば、ジオラマを作るためのゲームボードと建物などのテレインが用意されていますし
もちろん自前で購入して自宅に展開することだってできます。
そして何よりもジオラマ感が失われることはないということです。

もし予備知識のない人にミニチュアゲームを最も魅力的にアピールしたいのであれば、
ゲームだけでもミニチュアだけでもなく、ジオラマで遊んでしまうものだということを強調すべきでしょう。
そのうえで相手がゲームよりなのかモデルよりなのかを見極めて興味を持ってもらえるよう攻めていくべきでしょうね。

次回はさらに突きつめて、それではあなたの小説作品に活かすにはどうすればいいかを考えていきましょう。
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