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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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誤解されるサイコパス(2)

誤解されるサイコパス(1)のつづきが読みたいとリクエストがあったので、書いてみることにします。
私のブログは結構シリーズ化を予定していながらも完結していないのがままあるので
もし記事のつづきを読みたいなどリクエストがあれば、コメントをください。

さて前回はなぜサイコパスは社会的に成功しやすいかについて書いていきました。
彼らの最大の特徴である「良心が完全に欠如している」ということから人生をゲーム感覚でしか生きていないので
人を騙したり、殺したりすることにさえ可能であるならばなんら躊躇しないことが理由だと解説してみましたね。

しかしサイコパスのこのようなゲーム感覚こそが、かれらの弱点ともなっているわけです。
でなければ、今頃は政治家も経営者も教師もみんなサイコパスになってしまってもおかしくありませんから。
どうしてゲーム感覚がダメかというと、まず自分がゲームをするときのことを思い浮かべてください。
私たちがゲームをするとき、その目的は勝つこと、クリアーすることでありますが、
どんなに負けて悔しくてもリスクを負うことはまずありません。もちろんギャンブルでなければ。
つまりRPGでも格闘ゲームでもプレイヤーの操作するキャラクターがミスで死んでしまうことに
私たちは感情移入することはないですよね。だってペナルティがあったとしても再チャレンジできるわけですから。

これと同じようにゲーム感覚で生きるサイコパスの多くは、リスクについてあまり考えないのです。
いや、まったく考えられないのです。他人の気持ちになって考えてみるということがもっとも不得意なわけですから
負けたらどんな気持ちになるとか、死んだらどう感じるとかいったことが想像できないからです。
これをやってしまったらマズいことになるとは頭で理解しているはずなのに、躊躇することはあまりありません。
正直、リスクを軽視することは、合理的で論理的な思考ではないようにも思いますが、サイコパスも人間です。
ロボットのように合理的な判断だけで動くわけではなく、そのときの気分もかなり左右するわけです。
そしてギャンブラーのように大きなリスクを取れば取るほどゲームは緊迫してくるわけで
その快感が強くなるため多くのサイコパスはだんだんとリスクの高い危険な行為へとエスカレートしてしまいます。
そういえばヒトラーも第1次世界大戦に従軍していたときには、常に進んで最も危険な伝令や偵察を引きうけて
同僚に変人扱いされながらも勲章を授与されていたりしたんですが、どうなんでしょうね?
サイコパスにとっては愛情とは無縁の人生ですから、こういったギャンブル的な快感でも感じていないと
人生に潤いやたのしみを感じられないのかもしれません。
さびしい人生なんでしょうけど、彼らはそれをさびしいと思う感情がないので気にしていません。

ですから多くのサイコパスは最終的に破綻してしまうわけです。
おとなしくしていれば平穏に過ごせたのに派手に動いて露見してしまったり裏目にでてしまったりしてしまいます。
このやりすぎた行為がある一線を越えたときに、さすがに周囲にもバレてしまうわけです。
連続殺人鬼のサイコパスもたいていそんな感じで、犯行が大胆になっていったり杜撰になっていったりして
自らリスクを高くして、ついには逮捕されてしまうというのが、お決まりのパターンとなっていますよね。
だから社会的に成功しても、あまり長く続かないという宿命を帯びているのです。
ただし運のいいサイコパスは常に賭けに勝ち続けて生きながらえるという例もあるでしょうが
これは完全に運の世界であって、サイコパスだからとか優秀だからとかいった理由とは無縁の話です。

そして、これも重要なことですが、一般にサイコパス=知能犯的な認識が世間的にあるんですが、これもまちがいです。
サイコパスと頭のよさはまったく関係ないんですね。ただ注目されるのが頭のいいサイコパスなだけです。
だからサイコパスには平凡な頭脳の者もいれば、頭の悪い者も普通の人間と同じ割合で存在しています。
そして優秀なサイコパスもほんの一握りしかいないのです。たいていはバカなんです。
ただ人生というゲームにおいてチートをなんとも思わないので、サイコパスは成功する確率が高いだけのことです。
しかしチートっていうのはバレずに続けるというのはかなり難しいわけですよ。バカにはできません。
そのため優秀でないサイコパスたちは早々にチートしているのを発見され脱落してしまうのです。
アメリカの場合、もう十代の頃に何らかの犯罪を犯して刑務所に入ってしまうケースが多いとか。
たぶん一般人よりも社会から見放されてドロップアウトして野垂れ死ぬ確率が多いかもしれません。
よってサイコパスはバカなら早々に脱落、優秀でもいずれ破綻するので一般人と較べて短命な傾向です。

だからかなのかサイコパスというのは他人に同情されることを非常に求めます。
同情されるために嘘もつくし、泣き落としもしてきます。やれることはなんでもします。
人は誰かに同情すると、その人に対して気をゆるしがちになりますよね。
同情する相手に多少不愉快なことをされても大目に見てあげるので、サイコパスとしては動きやすいのです。
そうしてサイコパスはあなたのそんな気持ちを利用して心の隙につけこんでくるのです。
そして一度あなたの心に入りこむと、優秀なサイコパスであるならば巧みにあなたを支配していきます。
彼らは他人に共感することはありませんが、社会生活の中でほかの人間たちが共感という感情を持っていることを
知識として理解していて、これを有効に使ってやろうと虎視眈々と狙っているのです。
知らず知らずあなたは身も心もサイコパスの信奉者かあやつり人形にされてしまうでしょう。

ですから相手がサイコパスであるなら改心させようとかして近づくことは決してしてはいけません。
彼らは遺伝的にサイコパスとして生まれたのであり、かつ治療など求めていないのですから
あなたを利用しようとするか、利用できないなら排除するかのどちらかしか考えていません。
精神科医でもサイコパスに呑みこまれてしまった例がいくつもあるので素人では無理な話ですよ。
唯一あなたができることは関わらないこと、それができなくても距離を置くことです。

もし、あなたの身近な人のなかに多少なりともカリスマ性や人望があるにもかかわらず
その場しのぎの些細な嘘(その嘘をついても得することがほとんどない)をよくつく人がいるなら
もしかしたらその人こそサイコパスなのかもしれませんよ。
サイコパスが苦手な思いやりをもっとも重要視する日本ではサイコパスの暗躍は非常に少ないとは思いますが
個人主義、実力主義の欧米圏、そして利己主義、拝金主義の中国、韓国ともなると
マイノリティながらサイコパスが活躍するのにうってつけの環境かもしれません。

とりあえず完結です。
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