L'Anovelién

UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

SEARCH

CONTENTS
LATEST
LINK
BOOKS

RSS
COUNTER

ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

小説の楽しい書き方講座ブログ 毎週開催の創作塾と連動中!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

パシフィック・リムは究極のオタク映画だという話

ギレルモ・デル・トロ監督のSF怪獣映画『パシフィック・リム』(Pacific Rim)が究極のオタク映画だと評価が高い。
日本では本格的怪獣映画が作られなくなって久しいわけですが、ここに来てハリウッドが本格的に怪獣映画を作ったということです。
とはいえ、アメリカ本国での興行成績はいまひとつらしいんですけどね。
逆に中国では大ヒット御礼というのは、中国のイェーガー(巨大ロボット)が登場するからでしょうか。
残念ながら日本のイェーガーは旧世代の伝説的名機として、ちらっと登場するのみで活躍するシーンはないようです。
あと女優、芦田愛菜のハリウッドデビュー作というのもありましたねw

それはともかくどこがオタク向けかというと、それはもう往年の怪獣映画をリスペクトして
そのオマージュをこれでもかと注ぎこんだのが本作だからだったりするわけです。
『原子怪獣現わる』(The Beast from 20,000 Fathoms)を嚆矢とする怪獣映画は特に日本で開花したわけで
怪獣映画世代のオタクにとっては元ネタさがしも楽しみのひとつになるでしょうね!

つまり怪獣とロボットが好きだった少年の夢がこの映画に詰まっているわけです。
同じように怪獣とロボットが好きな世代によって作られたのは『新世紀エヴァンゲリオン』ですから
どこか共通するものがあるでしょうし、当然ならが参考にされていることでしょう。
キャラ萌えに特化している人は別としてエヴァ好きな人にもまた世代が一巡して受け入れやすい素地があります。

惜しむらくは怪獣世代というのは私よりも若干上の世代であり、エヴァ世代は下なんですよね。
たしかに私が幼児の頃はまだ怪獣ブームが続いており、ウルトラマンやゴジラ、ガメラが盛んに再放送されていましたが
小学校高学年の頃には完全に下火になってしまい、ウルトラマンシリーズが不人気により断絶してしまいましたし、
同じく仮面ライダーシリーズも断絶し、代わって『宇宙刑事ギャバン』に始まるメタルヒーローの時代でした。
なによりも私の世代を直撃したのは特撮ではなくアニメであり、その中でも『機動戦士ガンダム』が絶大な人気を誇り
後世のオタク向け作品に多大な影響をおよぼす『うる星やつら』が台頭してくる時期だったんですよね。
ウルトラ怪獣のパチモンをテーマとしたイベント「パチモンサミット」なんかによく参加していましたが
実は現役世代からは微妙にずれていたりしたわけです……残念でなりません。

なので私の生きた同世代が社会的により上の立場になって、作品を広く世に出してゆくことになってゆくと
昨今の怪獣ものからガンダムに代表されるSFミリタリー作品が主流になってゆくのかなとか勝手に思ってます。
ガンダム直後のSFミリタリーはなかなか渋くて子供が容易に立ち入れない世界でしたからね。
ガンダムは対立する2大勢力の全面戦争を扱っていましたが、『太陽の牙ダグラム』になってくると
植民地から独立するレジスタンス(ゲリラ)という難しい政治的な話が中心に据えられていましたし
『装甲騎兵ボトムズ』になると、もう戦争の犬でしかない傭兵の殺伐とした話でしたからね。
こういった重いテーマを主軸とするロボット作品となると後年になって製作されたのは
『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズくらいで、なかなか量産されるほどではないようです。
当時も難解になりすぎて、やがてブームは収縮して二頭身ロボの登場やスーパーロボが復権しましたからw

現状、いま作品を作っている世代は怪獣映画世代です。やがてそれは移り変わってゆきます。
かつて機械工学の科学者や技術者が鉄腕アトムを作ろうとして「アシモ」など自律型ロボットを目指してきましたが
最近では「クラタス」に代表されるように内部で操縦できる兵器感覚のロボットへと興味が移りつつあるのは
開発の決定権を持つ世代が交代してきて、アトム世代からガンダム世代へと変わってきているからでしょう。

あなたが子供の頃に影響を受けた作品はどんなものでしたか?
そして、あなたが作り手となったときには、どういう作品を作ってみたいでしょうか?
きっとそれはあなたが子供の頃に好きだったものへの回帰が少なからずあると思いますよ。
関連記事

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://lanovelien.blog121.fc2.com/tb.php/928-1a36d42d

HOME
広告:
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。