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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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カタルシスを意識してますか?

ドラマ『半沢直樹』が絶好調ですね。
一部には「難しい」とか「LOVE的要素がない」などといった意見もありますが、それは好みの問題でしょう。
現にわかりやすい恋愛ドラマとしてTBSのイチオシだった『ぴんとこな』は視聴率的に大惨敗してしまい
急遽イチオシを『半沢直樹』にシフトしているくらいですから、テレビ局の目論見も大いにはずれてしまったし
声の大きな人の意見に従ったところで、成功するとは限らないといういい見本となりました。

『半沢直樹』の成功の要因は各所でいろいろ語られていますが、一言で言うならカタルシスがあったからです。
カタルシスとは難しいことは検索するなり辞書を調べてもらえればいいと思いますが
感覚的には「スカッとする」とか「せいせいする」みたいな感情を呼び起こすものです。
ひとつのパターンでは虐げられるだけ虐げられた主人公が痛快に勝利することで生じるものです。
例を挙げれば枚挙にいとまがないので割愛させてもらいますが、いくらでも見つかることでしょう。

では、なぜカタルシスが生じるのかというと、読者なり視聴者は主人公に感情移入したうえで
主人公が最後に勝つことで、共感していた自分もなんだか清々しい気分になれるという心理的な仕組みとなっています。

なので、まずは主人公に感情移入されるだけの共感性のある主人公である必要があります。
たいていは根源的に善良であり、かつ精神的に屈強な主人公であることが多いですね。
人情味あふれた人間、あるいは人間的な弱さや欠点を持った人間であるとともに
どんな逆境や差別にも負けず、あらゆる権力に屈せす、正しいと思ったことは最後まで貫くといったタイプです。
ありていに言えば主人公の中に自分と共通点を見い出せ、それでいて自分ではやりたいけどやれないことを
ずばっとやってくれる人という感じですね。

まさに堺雅人演じる半沢直樹そのものといっていいでしょう。
この手のタイプの主人公は珍しいわけではありませんが、やっぱり多くの人の共感を生み憧れる主人公なのです。
よって、ステレオタイプな主人公だけに、どういう場で、どんな活躍をさせるかといったことが
作品の良し悪しを決める最大のポイントとなります。工夫するならここなんですね。
特に主人公の一貫した行動規範はとても大事です。
半沢直樹の場合は「やられたらやり返す。倍返しだ」が決め台詞になったのも、この一言が彼の行動規範だからです。

それからライトノベルではまた別のカタルシスのケースもありますよね。
「冴えない男子(女子)が、なぜか魅力的な異性(同性)と恋に落ちる」というカタルシスです。
こちらのほうは前者の英雄願望というよりも、疑似恋愛のカタルシスを生じさせるものとなっています。
どちらを好むかは受け手である読者しだいとなります。
傾向としては、恋愛経験がない、あるいは乏しい人のほうが擬似恋愛型のカタルシスを望みがちであり
まさに思春期まっただ中の中高生がハマってしまうのは当然なことです。

どんなかたちにしろ、読者の潜在的に望んでいることをやってくれる主人公はウケるものです。
だからこそ少なくとも作者が本当に心から望んでいることをやってのける主人公を創造してください。
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