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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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承認欲求の時代

現代日本は、まさに承認欲求の時代だなと思うのです。

ネット環境が整備され、人と人とのつながりをサポートしてくれるSNSのようなツールもできまして
この傾向が若者たちのあいだで如実に顕現してきたんじゃないでしょうかね。
とはいえSNSなどネットを介在しての人間関係はリアルでの友人知人を含めて浅く広くになりやすいので、
なかなか承認欲求を満たせないというジレンマも抱えてしまっているようです。

「だれかに認めてもらいたい」、突きつめていえば「だれかに愛されたい」というのは人間の本能的な欲求であり
コンプレックスが強い人や認められた経験がない人ほど強く渇望する傾向にあるわけですが
じゅうぶん満たされている人というのは少ないようで、なにかしら渇望による焦燥感や不安感を持っているようです。

特にパートナー(夫や妻、彼氏彼女)がいない人というのは、どうやっても満たされない気持ちがあります。
娯楽や趣味、仕事で忘れることができても代替することはできず、親友や友達といった存在ともまたちがうんですよね。
自分を一番に思ってくれる存在、身を任せてくれるだけの信頼を寄せてくれる存在というのは
たとえ無二の親友でも、その点に関しての飢えを満たしてくれるものではありません。

ライトノベルのキャラで定番の「ツンデレ」というのも、主人公(=読者)の承認欲求を満たしてくれる代表格です。
一途に自分だけを愛してくれるキャラは、承認欲求が強い青少年ほど強く憧れるでしょう。
同様に素の自分をそのまま受け容れてくれるような寛容なキャラもまた同様だったりします。
萌える云々というのは、こういった読者の欲求を満たしてくれそうなキャラ設定が基本となります。

とはいえ、このあたりは基本路線、王道なのでたいていのヒロイン(ヒーロー)キャラには備わっているため
オプション的に「メガネ」だの「巨乳」だのといった属性によって読者のニッチな好みに対応してますけれども。
しかし、いくらキャラを好きになっても彼女/彼たちが読者の承認欲求を実際に満たしてくれることがないんですよね。
それこそどんなに食べても飲んでも飢餓感がつづく「餓鬼地獄」そのものなわけです。
ただし地獄の本質はどうあれ表面的には甘くたのしいものなのが唯一救いとなっています。

そして、このような甘美な餓鬼地獄の呪縛から我れに返ったときなど、本当の絶望が見えたときに人は狂気にかられやすいものです。
あなたは絶望の深淵を覗いたことがあるでしょうか?
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