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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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あなたは本当に読んで理解できていますか?

前回のエントリーでも触れましたが、読解力の話です。

小説というのは文章で構成されていますが、音楽や美術などと同じく感じ方も理解度も人ごとに違うんですよね。
たとえば音楽理論に精通している人や特に感受性が強い人と特に素養もない人が感じる音楽は
同じ音を聞いていたとしてもまったく異なるものとして受け取られるわけですよ。
美術なんていうのは特にそうで、西洋絵画の鑑賞においてギリシア・ローマ神話や聖書物語を知らない人にとっては
ただの昔のことを描いた絵に見えるかもしれませんが、実は伝統に則った構図や象徴性に満ちた小道具などに満ちていて
神話や聖書について知っていると非常に興味深いものだったりするんですね。

小説もまた同様なところがあるわけですが、これよりももっと根源的なものとして、
一般読者はちゃんと作者の意図する意味を正確に読み取れているかという疑問が生じてくるわけです。
そして、どうやら少なくない人が正確に作品の意図を理解しているとはいえないというのが現状のようにです。
さすがに内容が意味不明という人はまず読書することはないとは思いますが
より深く文章を鑑賞するとか、よく言う「行間を読む」とかいったことを読者に期待するのは無理そうです。
特に若年層の読者の多いライトノベルなどは、その傾向が強いでしょうね。
とはいえ理解できなくても、楽しみ方は人それぞれですから表層的なストーリーを追うだけでも楽しければ
それでいいんじゃないかと思うんですね。ただ作者となるなら、そうはいかないというだけの話で。

もし作家を目指すならば、まずは書く力の前に読む力を鍛えなければならない人というのは
私が教えてきた経験からすると過半数を超えるんじゃないでしょうか。
なかなか1次選考を通過しないという人であれば、ほぼ間違いなく書く力以前に読む力が決定的にたりません。
自分では読めているつもりでも、実のところ読解力の高い人からすると、本当に上っ面のところしか理解してなくて
作品の本質的なところとか、登場人物の感情の機微といったところまでは追えていないのです。

これまで教えてきた生徒の中で一向に実力が向上しないという人がいましたが、
今にして思えば書くことばかり教えるのではなく、まずは読むことを教えてあげたほうがよかったなと
ちょっと後悔しているわけですが、とはいうものの読むことを教えるのは書くこと以上に難しいんですよね。
たくさん読めばいいというわけではないですし、国語の成績がよければ大丈夫というわけでもないようです。
どちらかというと人間への興味というんですかね。実生活でのコミュニケーションの多寡で決まるようです。
あなたが接する人たちが普段、どういうことを感じたり、思ったり、考えたりしてるんだろうと
注意して気にしているかどうか、そういったことが小説の理解度を深めてくれます。
小説というのは人間に関することが書かれた文章だから当然ですけどね。
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