L'Anovelién

UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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駄プラモの世界へご招待 その1

ミニチュアコンテストの審査待ちの時間、偶然居合わせたフリーマーケットで入手したプラモも紹介します。
プラモといっても、普通のプラモではなく玩具店ではなく駄菓子屋で売る駄菓子ならぬ駄プラモです。
今回はなかなかバラエティ豊かなラインナップを手に入れることができました。
まずは戦利品3点を御覧ください。

駄プラモ01

左から「スーパーロボ1号」、「電撃ウルトラ大怪獣」、「鋼鉄ジーグ」です!
いずれも当時は100円で売られていたのではないかと思われます。
値付けに800とあるのは無視してください……値札シールをはがすと袋も破けてしまうんですよ。
ええ、定価より高く買いましたとも。プレミアものですからw

いつ頃の商品なのかということなんですが、これがちょっとむずかしいんですよね。
鋼鉄ジーグは正規の版権物でありテレビ番組と連動している玩具なのでわかりやすいですね。
ちなみにアニメを宣伝媒体にして関連オモチャを売っていく方式の元祖がこの『鋼鉄ジーグ』だったとか。
当時、視聴率はあまりよくなかったようですが、オモチャはめちゃくちゃ売れたみたいですよ。
オモチャありきのデザインで、各関節がマグネットの球体関節になっているので可動範囲が広く
しかも同規格のオモチャ同士なら手足など組み合わせ自由自在というのが子供に大ウケでした。
下半身が馬になるケンタウロス型のロボットに変身するのもこのジーグが最初です。

閑話休題。『鋼鉄ジーグ』は1975年(昭和50)10月から1976年8月の放送ですし、
続けて第二弾の『マグネロボ ガ・キーン』が始まったことも考えると、
このプラモは1976年に製品化されたので、ほぼ間違いないでしょう。

駄プラモ02

この鋼鉄ジーグのプラモはパーツを見てもらうと、よくわかるのですが駄プラモのくせに非常に出来がいいです。
構造は駄プラモの特徴である「モナカ」という前と後のパーツを挟んで完成みたいな簡単なものですが
すごくプロポーションがいいし、頭部(顔)のフォルムも非常に原作に近い雰囲気です。
4年後の1980年にはバンダイからガンプラも発売されることになりますし
同じくバンダイからは、今でも販売されている宇宙戦艦ヤマトの100円プラモがあったわけですから
さほぼ驚くほどではないのですが、パチモンガンプラのガンガルとかを考えると非常に精巧です。
少なくとも100円の合体ロボシリーズを多数生み出していたアオシマよりも格段に技術レベルが高いです。
もしかしたら、これはバンダイかその子会社で製作されたものかもしれません。
あくまで想像ですが、当時、これだけの造形のキャラものを作れた会社はバンダイくらいだと思うのですが
いかんせん会社名はどこにも書いていません。

しかもタグに「アクション付き」となってまして、組み立て説明図によるとバネ仕掛けで飛びます……頭が!
ロケットパンチのように頭が飛んでいくというシュールな鋼鉄ジーグなのです。
たしかにアニメではサイボーグである主人公が変身して鋼鉄ジーグの頭部そのものになる設定でしたが
それは頭部と胴体が合体するわけで、飛び出すわけじゃないんですけどねw

ちなみにこのプラモはどうも完品ではないようで、金属バネが入っていませんでしたし
よく見ると包装紙のビニール袋も当時のものではないみたいですね。ホチキスも二度打ちされてます。
とはいえコレクションなので組み立てる予定はないから関係ありませんし、いざとなればバネくらいどうとでもなります。


さて、つぎに特定が難しいのが怪獣なんですよね。
いまでは怪獣のプラモというと珍しいのですがゴジラやガメラなど怪獣映画が全盛期だった頃は
ゼンマイで動く怪獣のプラモがバカ売れした時代があったのです。
ガッパといった、かなりマイナーな怪獣までプラモ化されてたくらいですから。

それを踏まえて、この怪獣プラモを見てみると、まず版権ものである©”マルシー”マークがありません。
なので無版権のパチモン決定です。作った会社は株式会社高藤とありロゴには東京の文字があります。
でも当然ながらもうそんな会社は存在していません!

パーツ構成となぜか袋に封入されているカード状イラストを見ると
完璧に宇宙怪獣キングギドラのようですね。短いながら首も3つありますし、顔も悪くない感じで、
尻尾もご丁寧に枝分かれしていて、パチモンながら好感が持てます。
イラストはあるのに組立説明書はないのは、説明するまでもない部品構成だからでしょうか。
かつてヤフオクで台紙ごと出品されていたようですが、それを見るとイラストの通り
このキングギドラとサイボーグ怪獣ガイガンの2種類のみのソートだったようです。

しかし、これがいつ頃売られていたのかというと、ちょっと戸惑うのです。
オリジナルであるキングギドラが映画に登場したのが1964年の『三大怪獣 地球最大の決戦』ですが
ガイガンの登場は1972年12月の『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』なので、少なくとも1973年以降でしょう。
それと、この「電撃シリーズ」とか「電撃ウルトラ大怪獣」というキャッチフレーズを鑑みるに
「ウルトラ怪獣」という言葉はウルトラマン以降のことで1966年以降、
また「電撃」という言葉も唐突に出てきたとは考えられず、おそらく『怪獣総進撃』(1966)の再編集版である
『ゴジラ電撃大作戦』(1972)に由来しているのではないかと想像できます。
またこの電撃シリーズはロボットもあり、こちらは板尾創路主演でリメイクもされた『電人ザボーガー』のパチモノで
ザボーガーは1974年放送であり、弱小メーカーが金型の高いプラモを同時にリリースできる余力はないとすると
ほぼ確定的に1973年の発売ではないかというのが順当なところでしょう。

私としては第一次怪獣ブーム(1966~1968)のときの商品だったらいいなとは思ったのですが
よくよく考えるとガイガンがいる時点で第二次怪獣ブーム期(1971~1974)のものだったようです。
それでも40年前の駄玩具というのは私が生まれる前でもありますがノスタルジーを感じてしまいます。

最後に残ったスーパーロボット1号については長くなったので次回に譲ります。
小説に関係ない話ばかりですみません……

ゴールデンデーモン参加始末記

ゴールデンデーモンNIPPON2013に参加してきました。

このミニチュアコンテストは当日持ち込みかつその日のうちに表彰というスタイルのもので
英国ゲームズワークショップ社の主催で全世界規模で開催され、日本では今回が第2回だそうです。

で、私は今朝から神保町のショップ兼コンテスト会場のホビーセンター神保町まで出向きまして
初参加ながら1作品だけですがビークル部門にてエントリーしてみました。
しかしエントリーし終えると、ほとんどミニチュアゲームをしたことがないので特に知り合いもいないため
エントリー締め切り後の鑑賞時間になるまで暇なので、御茶ノ水のニコライ堂なんかを見物してきました。


それで私のエントリーした作品は以下のような感じです。
元になったのはウォーハンマー40000世界において帝国を代表する二足歩行兵器ドレッドノートです。
コンセプト的には「戦闘中」ではなく「整備中」ということで製作してみました。
キットでは左右と中央のハッチは一体成型で閉じたかたちで成形されているところを今回は改造して
ガンプラの作例によくあるハッチオープンモデルにしたのが最大の特徴となるでしょう。
内部機構のパイプの配管とか、かなり苦労したんですが、ドレッドノートを作ったことのない人には
なかなかこの大変さは伝わりにくいですよね……
でも、たぶんドレッドノートのハッチオープンモデルは画像検索する限りこれは世界初だと思われます。

Golden Demon Nippon 2013_01

しかも、これもまたわかりにくいですがライト(レンズ)や生命維持装置のチューブはLEDで全身11箇所が
チカチカと星のまたたきのようにゆらぎながら、それぞれタイミングをずらして光らせているんですよね。
写真でもわかりにくいですが、展示会場も照明が明るいところだったので、LEDの光は微妙に映えませんでした……

Golden Demon Nippon 2013_02

ちがうアングルからも一枚。正面から伸びている2本のケーブルの束のようなものはサーボスカルです。
このサーボスカルは自動メンテナンスロボットみたいなものとして今回は作成しています。
先端は写真からほとんど判別できませんがドクロ型で、これも設定通り片目だけ光ってます。
またパイロットは瀕死の兵士を生命維持装置で生かしながら戦わせるという設定なので腕もなく、
下半身も内蔵が見えてしまっているという状態だったりします。

Golden Demon Nippon 2013_03

さすがにアップにすると粗が見えてしまいますね……
特に背面は手抜き箇所がありありと覗えます。
このあたりは今後の課題となると思います。

Golden Demon Nippon 2013_04

作品と作品の間隔が狭かったこともあって、展示しているのを見た人はだれも気づかなかったと思いますが
よく見るとネズミがケーブルを噛んでいたりします。ちょっとしたお遊びですね。

Golden Demon Nippon 2013_05

LEDを使っているというこで、明るい場所より暗い場所のほうが見栄えがすると思って暗いところでも撮影してみました。
このくらい暗いほうがLEDもはっきりとわかるので鑑賞には適しているんじゃないでしょうか。
作りの粗さ自体もごまかせますしね。
明るいとわからないのですが、サーボスカルの目の光がパイロットにあたってぼんやり緑色に浮き上がらせてます。

で、ほかの展示作品や受賞作品については他の方に譲るとして、とりあえず展示作品をすべて鑑賞し終えた私は
表彰式のはじまる17:30まで暇なので、彼女と秋葉原で合流してアイスを食べたり、プリクラをとったり
フリマで掘り出し物の30年以上前のプラモを3つ(それぞれ正規品、パチモン、販促品)を入手したりして時間をつぶし
時間になると彼女と連れ立って歩いて神保町まで戻り表彰式に参加しました。

で、結果はというと入賞ならず……残念な結果となってしまいました。
自分では結構、気合を入れて改造しまくっていたのですが、私は大事なことを勘違いしていたようです。
このゴールデンデーモンは”ペイントコンテスト”であって”モデリングコンテスト”ではないらしいということです。

他の作品を見て、ちょっとおかしいなとは思ってたんですよ。
だって普通のプラモコンテストの場合、かなり自分なりにディテールアップや改造して出品することが多いのですが
どうも私以外の作品で、LEDを仕込むなど大々的に改造している作品は見当たらず、だいたい素組のようなのです。
そして受賞した作品を眺めてみると、ジオラマ部門を除けば、ミニチュア自体はほとんどいじらず、
いかに丁寧に綺麗に色を塗ったかで評価されているみたいなんですね。
そういうわけで、内部機械を再現したり、LEDで光らせたりといったことは、あまり評価の対象にはならず
塗装自体はお世辞にも巧いというレベルにはなかった私の作品は選外となってしまったようです……

しかし色を塗るより改造が好きな私には今回の作品は満足のいく出来なので評価されずとも満足しています。
でも、できれば銀でも銅でもトロフィーは欲しかったですけどね……

そして表彰式も終わると、また彼女と秋葉原まで歩いて戻り、夕食をとって帰りました。
本当は知り合いがいると、もっと他の人と話したりとかもできたんでしょうが、なかなか難しいですね。
これからはペイントスキル以前にもっと交流を深めていきたいなと切実に思いました。

ウォーハンマー40Kのコスプレとか

日本ではアニメやゲームのコスプレが盛んなように、海外でも盛んになってきましたが
その中には少なからずミニチュアゲームのウォーハンマーのコスプレも結構多いみたいですね。
今回はそんな数多いコスプレ動画のいくつかを紹介してみたいと思います。


まずはスペースマリーン(ブラッドエンジェル)のパワーアーマーから。
どうやらアナログゲームのイベントに来場したようですが、それにしてもよく出来てますよね。
右腕のパワーフィスト(でっかい手)がちゃんと5本指が独立して可動するところとか!
なにより遺伝子的にも外科的にも強化された戦士ゆえスペースマリーンは身長2メートルという設定なのですが
その設定もちゃんと満たしているようで、かなりデカいところが本物っぽさを増大させています。
後半はヘルメットを脱いでますが、頭部もなかなか芸が細かいです。


つぎはスペースマリーンと敵対する外宇宙から飛来した宇宙生命体ティラニッドのホーマゴーント。
なにが凄いって中身の体の線がかなりくっきり浮かび上がって、なかなかセクシーな仕上がりになってますw


最後にスペースマリーンの一般的なパワーアーマーより重装備のターミネーターアーマー(インペリアルフィスト)と
女戦士のみの部隊バトル・オヴ・シスターのコスプレです。アーマーの出来もさることながら、なかなかの美人さんです。
他にもインペリアルガードやタウ・エンパイアも登場してます。


日本だと美少女キャラはたいてい露出が高いほうが好まれるので、あまりごつごつした甲冑の類を身につけないし、
ロボット系のコスプレする人は素顔をまず表に出さない傾向にありますから
ウォーハンマーみたいなのは日本にはあんまりいないタイプのコスプレじゃないでしょうか?
日本でもこんなコスプレをした人がコミケで見かけるほどミニチュアゲームの認知度が高まるといいのですが。

プラモデル興亡史はおもしろい

調べてみると、日本ではわずか55年という比較的浅い歴史のプラモデル業界というのは非常におもしろいです。

1958年にマルサンが日本初のプラモデル「原子力潜水艦ノーチラス号」を発売しますが
なじみのないものだけに最初は販売に苦戦するもテレビ番組のスポンサーとなることでタイアップ番組をもち
プラモデルという玩具の知名度があがってからは、プラスチック=未来的というイメージもあって大ヒットします。
そして雨後のたけのこのように零細企業から大手までこぞってプラモデル業界に参入して群雄割拠の時代となり、
各社がそれなりのバックボーンや戦略、こだわりを見せながらキットを作って販売してゆくなかで
大ヒット商品を生みだしながらも倒産する企業、倒産寸前まで追いこまれるも起死回生する企業とさまざまなんですね。
古くから玩具業界はバクチで一度やるとやめられないなんて言われていますが、まさにプラモデルも同じでした。
しかも最初からヒット商品を飛ばすメーカーよりも、大失敗しているメーカーのほうが現在も活躍してるんですよね。

模型業界の雄、タミヤもまた本来は木製模型メーカーのこだわりからプラモへの参入が比較的遅く
木製模型の需要減から意を決意しての第1号商品「戦艦大和」はキットの出来こそ悪くなかったものの
ライバル企業がほぼ同時期に同じ商品を発売し、しかもより安い価格、より大きなサイズ、2色成形ということで
タミヤはどうにか価格だけは下げて同じにするも、やはりライバル商品に勝てず大失敗してしまうんですね。
それでも木工作業所の片隅でリンゴ箱を机とイス代わりに設計図を書いてでもプラモデルへの挑戦をつづけます。
そして起死回生の「パンサー戦車」の大ヒットにより今のミリタリーモデルの礎を築くに至ります。
タミヤが世界標準にした1/35スケールも当初は戦車の中に電池とモーターが入るサイズを計測すると
縮尺がたまたま1/35だったなんていう裏話もあったりします。当時は動いてなんぼのプラモだったんですね。

そして金型技術はもはや世界一となったガンプラのバンダイもまた最初は手痛い失敗をしていました。
元々は模型メーカーではなく玩具メーカーであったバンダイはプラモへの参入が最も遅いメーカーのひとつで
倒産したイマイの金型を引きとって模型業界に参入することになります。
しかしゼロからスタートとなった自社製品のスポーツカーのプラモの出来は酷いもので
その後は元イマイの技術者によってなんとかまともな製品を作ってゆきますが
経営的にスポーツカーブームが一過性であり長続きしないと経営判断したがゆえにブームに乗り遅れ
バンダイ模型は一時、同じ関連会社のポピー(超合金玩具専門)に合併される寸前まで追いつめられました。
しかし運よく宇宙戦艦ヤマトのプラモデルで大成功して一息つくことができます。
その後、人気はあるものの超合金玩具が売れないために打ち切りが決定していたガンダムの版権をとって
これが今も続くヒット商品を生みだし続けることになるわけです。
ガンダムの版権は元々ライバル玩具会社がスポンサーになっていた関係もあって
かなり難渋しながらも熱意で獲得したという経緯もありましたから、
もし簡単に諦めていたら今のガンプラは存在しなかったかもしれません。

逆にイマイなんかは最初から鉄人28号などのキャラクターモデルでヒットを飛ばしていき
サンダーバードのプラモデルで頂点を極めるわけですが、過剰な設備投資をしたことと
サンダーバードにつづく版権を獲得した特撮番組などがそれほどヒットしなかったことであえなく倒産……。
なんとか再建して、ガンダムにつづけとばかりマクロスのプラモでかなりヒットを飛ばしますが
つづくオーガス、サザンクロス、モスピーダなどがイマイチで結局は廃業してしまうんですよね。

しかし当時のマクロスのプラモデルは確実にガンプラよりも技術的に上でした。
Zガンダム、ZZガンダムあたりのモビルスーツは合体変形機構があるなどデザイン的な問題もあって
初期ガンダムのプラモデルに較べると、ポリキャップの採用など技術的な向上はあれど
どうしても全体として見ると完成品がオモチャっぽいスタイルになってしまう欠点がありました。
そこへいくとマクロスのバルキリーの完全変形プラモデルなどは完璧に近いプロボーションでした。

バンダイの技術力が他社を完全に超えるのは10年ちょっと前のMG(マスターグレード)の発売以降からで
それ以前は他社よりも完成度の面では一歩ゆずるといったレベルじゃなかったかなと。
あまり比較にはなりませんがクラウンの100円プラモの1/144ジェット機シリーズなんかは
1960年代後半の製品でしたが、1980年代末の「逆襲のシャア」のガンプラよりもシャープでよくできてました。

キャラクターモデルやガンプラ便乗のパチプラモのクオリティだけ見ると昔のキットはダメダメなんですが
スケールモデルとなると1960年代に発売されたキットは今見ても遜色ない完成度だったりします。
ただ古いキットは金型がどうしても損耗している分だけ発売当初のシャープな仕上がりになりにくいようです。

それと最近では中国とロシアのプラモデルがバカにできないくらいの技術力となってきました。
作りやすさなら、まだタミヤやハセガワのキットのほうが巧いですが
精密さなどに関しては価格帯の問題もありますが、香港のドラゴンモデルとかすごいです。
最初は日本もそうでしたが、日本製品のコピーからはじまったのに今やオリジナルを作ってます。
(SDガンダムとかは未だにデッドコピー商品が氾濫しているようですがw)
中国は独自発展したのに対して、韓国は日本のコピーから脱却できずに終わってしまったようで
抗日独立軍の戦艦や戦車とかの妄想ウリナラキットが登場しなかったのは、個人的にたいへん残念なんですけどね。
個人的に攻撃型イージス艦「李舜臣」が作ってみたいのですが……
防御専門のイージス艦なのに攻撃武器を多数搭載可能にしたことで(でもミサイルは調達不足で半分も搭載できてない)
防御力と索敵力が脆弱というイージス艦の概念を覆す韓国の自尊心ともいうべき艦なので、絶対に模型化した思うのでが
中国メーカーでさえ模型化していないので、どこかで作ってくれないでしょうかね?

プラモデルの歴史を調べてみる

ちょっと興味がでてきて、国内のプラモデルの歴史に関する本を何冊か図書館で借りて読んでいます。

日本初のプラモデルといえばマルサンの「潜水艦ノーチラス」ですよね。
もちろんアトランティスのほうじゃなくてアメリカ海軍の原子力潜水艦です。
これって米ラベル社キットのコピーだったんですねw
とはいえ、いちから未知の素材プラスチックで玩具を作るのは相当な苦労をしたようですが。

とはいえ、他にも異論があって、和工製ダットサン1000(自動車)が初の製品だったのではないかとか
コピーではなくオリジナル製品ということならニチモの伊号潜水艦(自動浮沈モーターライズド)とか
昭和33年からはじまるプラモデルの歴史はさして長くはないながら、零細企業が群雄割拠していたため
1000種類を超えるプラモデルが発売されていた関係上、不明な点が多いんですね。

しかも零細なだけに倒産も多く、ヒットをだしたメーカーも今に残るメーカーは多くありません。
マルサンも輸出向けブリキ玩具から怪獣ソフビ人形などヒット商品も数多かったのに今はありませんからね。
とはいえ、昭和の時代は国内生産だったので金型が行方不明になることはあまりなく
借金のカタとして他のメーカーに売り飛ばされたりして、今も残ってるのが多いようです。

特にお城のプラモで有名な童友社は倒産したメーカーを今も数多く販売してます。
というかお城のプラモも本当は他メーカーの製品だったんですけどね。
なので国産初のノーチラスなんかも復刻で発売とかしていたりして、今も入手は難しくはありません。
出来はどうかとうと、まあ今のガンプラとはクオリティはまったく別次元ですけど。

そういえば、ちょっと昔は駄玩具の100円プラモが陸海空とあらゆるシリーズがあったのですが
いまでも簡単に手にはいるのはバンダイの「宇宙戦艦ヤマト」シリーズくらいですよね。
値段は2倍の200円となっていますが、昭和50代の製品をそのまま売り続けているのはすごいと思いますよ。
余談ですがヤマトシリーズの「巨大戦艦」は1ミリ程度の部品ばかりで100円プラモ史上最高難易度です。
ちなみに小学生時代の私はあまりに小さい部品の多さに2度も挫折しました……

こじつけですがプラモデルって小説創作の訓練にもなると思うんですよ。
完成図を予想しつつ、必要な部品を正しい行程で組み上げてゆく。
それだけでなく単に素組するだけでなく、よりよくするにはどこをどう改造すればいいのか
穴を開けたり削ったりして精度をあげたり、パテを盛ってボリュームをつけたりとか
どんな色を塗ろうとか、リアルに表現するには錆や汚し、破損箇所を作ろうとか、いろいろ方法があるわけです。
総合的な物作りを立体物を通して学ぶにはいい教材だと思うんですけどね。

その点、今の出来がよすぎるガンプラは工夫のしがいがないというか、下手に工夫するとマイナスになるので
想像力を働かせながら、ものを作ってゆくという楽しみ方としては惜しいんですよね。
とはいえ『ガールズ&パンツァー』の戦車のプラモデルみたいのもひどいと思うわけです。
あれってオリジナルは香港製のマニア向け上級者キット(総部品数2000点超、タミヤ製の10倍以上?)を元に
内装関係の部品などを省略した簡略版キットにアニメ設定用のデカール(シール)を付けただけですからね。
ガルパンのアニメを観て、ちょっと興味がある程度の初心者に作らせようなんてかわいそうですよ。
いくつかガンプラを作ったことのある程度の人には、まず完成させられない難易度らしいですよ。
ちなみにガルパンを観て戦車のプラモを作りたかったら、タミヤ製品+自作デカールのほうが確実ですよ。

【WH40K】ビークルの基本仕様確定

なんとか完成までこぎつけたミニチュアゲーム【ウォーハンマー40,000】で使用する戦闘車輌です。
これは歩兵を迅速に戦場へと輸送するための車輌で、現代でいうところの兵員装甲輸送車(APC)になります。
しかもちょっと時代遅れのM113みたいな無限軌道(キャタピラ)仕様なのはご愛敬です。
4万年後の銀河の星々では再び先祖返りして無限軌道が見直されるのですよ、きっと。

ナーグルケイオスライノ1

で、今回ついにロールアウトしたのが、このケイオスライノです。
人類を統べる皇帝を裏切って邪神に仕えるケイオススペースマリーン専用の車輌ですから
操縦は車輌に憑依しているディーモンが行っているという設定になります。
なので画像のように変異を遂げて装甲上に巨大な4つの目玉が見開かれたりしています。
それも私の作製している部隊はナーグルと呼ばれる疫病と腐敗を司る邪神の恩寵を受けているため
車体はそれらしくあちこち錆びついていて、幾多の戦場を駆け抜けたために弾痕もいくつか穿たれています。
機銃手も陽気な小悪魔ナーグリングが担当しているためノーマル状態より射撃能力が劣ります(ゲーム的にも)

ナーグルケイオスライノ2

そしてこれがWH40Kにおける初ビークル製作だったので、今後のビークル作製の方針がこの機体により決定しました!
このケイオスライノのカラーやペイントを踏襲して、今後のビークルを作ってゆくことで
全体の統一感を出していこうと思っているわけです。
バラバラなカラーリングにするよりも統一したほうが、のちのち並べたときにかっこよく見えるんですよね。

我がアーミーのベースカラーは第二次世界大戦時のドイツ戦車と同じ「ダークイエロー」としました。
ケイオスライノの作例だと悪者らしくブラックが多いのですが、それだとミリタリーな雰囲気が表現しにくく、
さらにペイントスキルがないと派手なカラーリングではオモチャっぽくなってしまうんですよ。
私程度のスキルだと完全にチャチな仕上げになること請け合いなので、これはさけました。

さらにゲームで遊ぶことを前提としているとしているため、マップとなる情景ボードなどに配置するときを考え、
暗色系の茶色や灰色のボードに埋没しないように、できるだけ明るい色を目指したのも理由のひとつですね。
ゲームでは本物の軍用車輌みたいに迷彩塗装で周りの景色に埋没してしまうと見栄えがしないのですw
その点、ダークイエローだと埋没しにくく、しかもナーグルのイメージカラーに近い色味でもあるんですよね。

残るは歩兵とフライヤー(航空機)のベースカラーをどうするかが懸案事項となっています。
歩兵についてもミリタリー調を崩さず、それでいて可能な限り明るいカラーリングをということで
今のところは明るいグレー、それも薄緑を帯びた「灰緑色」、つまり零戦の機体色にしようかと思案中です。
ただペイントは気合いを入れて塗りこんでいくと、どうしてもシェイディング等で色味が黒っぽくなってしまうので
それをいかに回避して明るさを維持させるか今後の課題となっています。
フライヤーについてはゾイド風ワイバーンのヘルドレイクしか選択肢がないのですが
これは今年ついに購入したエアブラシを効果的に使ったカラーリングにしたいと思ってます。

ミニチュアゲームをはじめよう!(その4)

ひとまずこれで完結編になります。
今回紹介するのは、イベントの模様です。

今年2月10日に日本初の「スローン・オヴ・スカル」というGW社の公式イベントがありました。
それまではGW社が展開する各国で開催されている最大級のイベントなわけです。
ウォーハンマー、ホビットにつづいて最後が満を持してのウォーハンマー40,000でした。
私ははじめたばかりで参加していないのですが、ベテランの方のレポートがあるので
それに代えまして、ミニチュアゲームというものがどんなふうに遊ばれているのか
そしてどんなふうに楽しまれているのかということを知ってもらえたらなと思います。

■スローン・オヴ・スカル参戦記

Rmanさん、卵帝さんという西日本在住の方が東京遠征した3連休の顛末がものすごいボリュームで熱く語られています。
基本的にウォーハンマーを知っている人向けに書かれているので、キーワードとかわからないことも多いかと思いますが
だいたい雰囲気を察してもらえればいいかなと思いますし、30名近い参加者の渾身のミニチュア写真も盛りだくさんで
眺めるだけでもなんとなくイメージがつかめるでしょう。

ミニチュアゲームをはじめよう(その3)

ずいぶんと間が空いてしまいましたが第3回目です。

日本でもかなりマイナーすぎるプラモデルとアナログゲームの融合、それがミニチュアゲームです。
最近は『ダンボール戦機』なんていうのもありますが、あれはデジタルゲームありきであって
そこに登場するロボットのプラモデルなども展開してるよというかたちなんですよね。
とはいえダンボール戦機は、作ったプラモデルを電動で動く台座に載せ、ぶつけて戦わせたりとか
付属の専用ダイスを使って対戦したりできるので、これもミニチュアゲームと数えてもいいでしょうが
やはりミニチュアゲームといえばフィギュアを用いたウォーシミュレーションゲームこそが主流です。

【ミニチュアゲームのタイトル紹介】
なぜかミニチュアゲームの本場はイギリスでして、だいたい欧米圏を中心に世界的に展開しています。
プラモデルとかゲームとかもそうなんですが、日本の場合だと国内向け商品として閉じていることが多いのですが
海外製品の場合は自国だけに留まることは少なく欧米全域に展開されることが多いんですね。
おそらく一国あたりの人口が少ない(英国の人口は約6000万人で日本の半分)という理由もあるのでしょう。

そういわけですからミニチュアゲームも中小メーカーのタイトルでも全世界で遊ばれていたりします。
そもそもウォーハンマーのゲームズワークショップ社以外は大量生産可能なプラ製ミニチュアではなく
少量生産向きのレジン製かメタル製ですからね。GW社といえどプラ以外にレジンモデルも多数ありますし。
そんなミニチュアゲームが日本でも遊ばれているというわけなんですね。
とはいえ日本市場はミニチュアゲームの文化的な土壌がないので、わざわざローカライズすることは少なく
たいていは割高な輸入モデルを購入して、英語ルールを読み解きながら遊ばなくてはなりませんでした。
しかし現時点で正規に日本語展開しているタイトルが5つだけあります。
今回はこの5タイトルについて簡単に紹介してみたいと思います。

【1】ウォーハンマー40,000
世界で最も人気があり、日本でもプレーヤーが圧倒的に多いミニチュアゲームのタイトルです。
テーマはダークでゴシックな雰囲気のSF遠未来の戦争となっていますが
なんとなくベトナム戦争とかそのあたりの一昔前の泥臭い雰囲気が濃厚に漂ってます。
このブログでもたびたび紹介しているので、あえて詳しく説明しなくてもいいでしょう。
GW社が正規に日本語展開して2店舗ながら都内に直営店を経営しているだけでなく
日本でもサポートしている専門店も数は多くないながら全国に点在しているの希有な存在です。
GW社のミニチュアは造形も最高レベルですが値段も最も高いのが玉に瑕です。
しかし不人気により人知れず展開終了なんてことはないので、安心して投資できる点も評価したいですね。

【2】ウォーハンマー ファンタジーバトル
GW社初のミニチュアゲームとして、その存在を知らしめたタイトルです。
今では常識となった『指輪物語』的な普遍的ファンタジー世界の戦争をテーマとしていますが
戦争ゲームなだけにダークファンタジー寄りの設定になっているのが、ちょっと日本では異色ですかね。
現在のところ人気に翳りが見え、世界シェアも3位にまで落ちてしまっています。
ミニチュアの値段は先のウォーハンマー40,000と同じなのですが隊列を組んだり密集方陣を組んだりするので
使用するミニチュアの総数が数倍以上になってしまうため、ちょっと敷居が高めになります。
それでも日本ではSFよりファンタジーが人気があるので、まだまだ根強いファンは多いですね。

【3】ホビット
かつては「ロード・オヴ・ザ・リング」というタイトルで展開していましたが
映画の関係でルールのヴァージョンアップのついでに名前も変わりました。
映画ファンもなっとくの忠実なミニチュア造形で知名度はもっとも高いはずですが
残念ながらGW社のタイトルの中では上記2種よりもプレーヤー数は少ないのが欠点です。
やっている人たちにはゲームとしても非常によくできていておもしろいとされているんですけどね……
使用するミニチュア数はウォーハンマー2種よりも少なめなので手軽に遊べますが
初心者で始めるには対戦相手探しに苦労しそうなので、あまりおすすめしません。

【4】ディストピアンウォーズ
GW社以外で唯一正規に日本語展開しているタイトルになります。
テーマは謎の元素の発見で史実よりも早く産業革命がはじまったパラレルワールドでの
スチームパンクな空想科学海戦シミュレーションゲームとなっています。
上記3種は1つのコマが1人の人間を表すものとなっていますが、これは艦船1隻がコマの単位です。
烈日帝国(大日本帝国)を含む列強国が覇権を巡って艦船や艦載機で戦います。
近年リリースされたタイトルながら人気があるので、日本人有志によりローカライズも成し遂げました。
海戦だけでなく陸戦もできるよう拡張ルールが用意されています。
また別ゲームになりますがウォーハンマー同様に1人単位の陸上戦闘するシリーズも展開されてきました。
サポートしているショップが近くにあれば、かなり遊ばれているので対戦相手に困らないでしょう。
なんといってもミニチュアもルールブックも安価でウォーハンマーの半分以下なのが魅力でしょう。

【5】サイクロプス
今のところ唯一の国産ミニチュアゲームです。
高円寺に店舗を持つジャイアントホビーが展開しているオリジナルゲームです。
ほかのミニチュアゲームと異なり、かなりボードゲームライクなルールが特徴です。
使用するミニチュアもあまり多くなく、使用スペースもコンパクトでよく
メジャーで実寸を計測する他タイトルとちがって、移動はマス目に従って動かします。
すべて木製の台にメタル製ミニチュアとなっているので重厚感があるわりに値段も低めです。

以上5タイトルが現状展開が続いているミニチュアゲームになります。
2012年まではバンダイのバトルブレイクというガシャポンフィギュアのゲームもあったのですが
約1年、第5弾まで続いたところで展開終了となってしまったようですね。

また第二次世界大戦の英米独ソを中心とした陸戦ゲーム「ボルトアクション」も日本語展開がされるようです。
これは架空の兵器などではなく実際の戦車や歩兵を使って遊ぶヒストリカルミニチュアゲームになります。
1/56という独自スケールということなので、残念ながらタミヤ製品と混在させることはできません。

そんな感じで興味ある人は、ぜひ調べてみるといいと思いますよ。
手軽なデジタルゲーム全盛期にこういった手間もお金も時間も場所も対戦相手も必要なゲームがあるんですよ。
元々が貴族やブルジョア向けのゲームとして発展したのでしかたないんでしょうねw

【WH40】インベイダーズ参加【ジャイアントホビー】

このたび高円寺にあるミニチュアゲームショップジャイアントホビーにて
またウォーハンマー40000のイベントが開催されるというので、今回も参加する予定です。

イベント概要は、2/14~4/19の期間に1000ポイント分のミニチュアを作製して準備して
4/20~5/13の期間に勢力ごとにグループ分けして対戦するというシステムらしいです。
3ヶ月の長丁場で参加費は3000円、特典としてブース利用料やミニチュア購入割引などもあります。

私はというと、前回の40k初めてグランプリでは主にスタートBOX付属のミニチュアを利用して
ダークエンジェルを500ポイント分だけ製作して対戦したわけですが
今回は同じくBOX付属のケイオススペースマリーンを1000ポイント製作する予定でいます。
で、現状の製作途中の様子はこんな感じになってます。

鋭意製作中

スタートBOX付属の雑兵カルティスト40体は8割程度は完成している感じです。
ゆくゆくはオプションをつけてプレーグゾンビとして使いたいので、ゾンビっぽくペイントしてみました。

ヘッドクォーター(司令官)など上級兵は黒いサフを吹いただけの状態ですね。ほぼ手つかず。
最上位のティファウスは強そうに見えるようベース(台座)をドラゴンの頭蓋骨などでデコレーションしてます。

車輌については兵員輸送車ライノの完成度が9割以上で突撃戦車ヴィンディケイターが4割くらい。
戦車は「ディーモン憑依」のオプションを前提にしているため目玉とか触手を追加して改造してあります。
車載機銃もナーグリングという小悪魔が射撃するという感じでモデリングしてあります。
その横の二足歩行兵器ヘルブルートについては、ほぼ完成といっていいでしょう。

あとは主力歩兵であるケイオスマリーンが組立途中で、まだここにも並んでいない状態ですね……
さらに買いたすミニチュアも1つないし2つくらいありそうです。

これらの軍勢は邪神のなかでも疫病と腐敗を司るナーグル神に帰依している輩という設定なので
どの兵も疫病に冒されて皮膚が爛れたり、腐りかけた臓物が露出していたりといったイメージがあります。
戦車もボロボロで傷だらけ錆だらけみたいにウェザリングを施してゆきます。

ミニチュアゲームというホビーはゲームをするとか勝ち負けのほかにもモデリングの楽しみの比重が大きく
それも自分が作るだけでなく、ほかの参加者がどんなミニチュアを用意するのかも楽しみだったりします。
なにより自作した部隊がゲーム内で活躍してくれると普通の飾るだけのプラモにはない満足感がありますよ。
自作プラモで対戦する漫画『プラモ狂四郎』を知っている人にはわかってもらえると思うんですよ。

まずは4月上旬までに1000ポイント分を完成できるようがんばります!

相互の実力差を埋めるチェスのヴァリアント

チェスや将棋というと、その実力差がある程度開いてしまっていると勝敗はやる前から決まってしまいます。
このような完全情報ゲームだと、遊ぼうとするプレーヤーが互いに実力伯仲でないとたのしめないんですよね。
そこでトランプゲームや麻雀などといったゲームのように運の要素も大きく関わってくるようになると
チェス系ゲームであってもある程度、実力差があってもたのしめるんじゃないかと思ったわけです。

そこで運の要素を出すのにてっとり早いのは、やはりダイス、サイコロなわけです。
まだチェスや将棋が成立する以前の起源的ゲームであった古代インドのチャトランガですと
2人制、4人制それぞれに4面ダイスを用いるルールが適応されていたようです。
ダイスを使うルールが先か、使わない現行ルールが先かはわかりませんが
4面ダイスを使う場合、出目によって動かす駒の種類が決まっていて、
「王」を捕獲するという基本ルールは同じなのですが、展開的には双六(バックギャモン)っぽいんですよね。
私もかつて専門書からルールを復元して4人制ダイスありのチャトランガをプレーしてみたことがあったんですが
動かす駒がダイスに決められてしまうために、なかなか思うようにはいかないもどかしさもあって
そんなにおもしろいとは思えなかったんですよね……古代人にはおもしろかったんですかね?

そういうわけで、この古代チャトランガのような運の要素をとりいれたチェス系ゲームは
その後の歴史において西洋のチェスにも東洋の象棋(シャンチー)にも採用されなかったのも当然でしょう。
やっぱりおもしろいと思わせるものだけが、後生に伝わってゆくわけです。

では、改めてチェス系ゲームに運要素を盛りこんで実力差を緩和するにはどうすればいいのか?
そこで考えついたのが、敵駒の捕獲を確率で操作するというアイデアなんですね。
そしてルールはできるだけシンプルなほうがいいわけです。そこで考えたのが以下のオプションです。

敵駒を捕獲する際、6面ダイスを降って4以上が出たら成功で通常ルールどおりに移動し、敵駒を捕獲する。
3以下だったら捕獲は失敗として敵駒は捕獲できず、かつ自分の駒も移動もできない=事実上のパス。

さらにそれぞれ駒の種類には攻撃力を割りふる。
ポーンとキングは攻撃力1、ナイトとビショップは攻撃力2、ルークとクィーンは攻撃力3とする。
捕獲する際、自分の駒が相手の駒よりも攻撃力が大きい場合、その差だけダイス目をプラスできる。
攻撃力が同じあるいは相手より低いときは、ダイス目の修正はない。


このオプションルールを採用すると、敵の駒を捕獲できるかどうかはかなり運に左右されることになり
実力オンリーでは勝てるものではなくなるようになります。
かといって強力な大駒は成功率も高く、戦略性がまったく損なわれるものではない。
とはいえ、自分の敵駒捕獲が失敗した直後に相手の反撃に対処する手についても考える必要に迫られるので
不確定要素が大きいのと比例して、より戦術も複雑になってくるんじゃないでしょうか。
ただし、もうチェスと呼べないくらい別のゲームになってしまう可能性も高そうです。

とはいえ実際にプレーしたことはないので、どう転ぶかわからないし、おもしろいかどうかもわかりません……
それでも確率の採用でウォーゲームみたいな感じなるだけなので、まったくつまらなくはないと思います。
機会があればテストプレーしてみたいなと思いますが、まずはチェスができる人を探さないといけないんですよねw





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