L'Anovelién

UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

小説の楽しい書き方講座ブログ 毎週開催の創作塾と連動中!

国際子ども図書館へ行ってきました

みなさんは児童書の専門図書館へ行ったことがありますか?

東京上野には国際子ども図書館があります。
これがまた立派な建物なんですね。それもそのはずです。
かつては帝國図書館だった建物だったわけですから。
都内には数少なくなってきた重厚な古い建築(1906年建設)です。
しかし、それは正面のみで、裏側にまわると古い建築を活かしながら
全面ガラス張りの開放的な現代建築として拡張されているんですよ。
今は裏手に新館を増築中なので、景観はもうちょっとですが完成すればもっとよくなるでしょうね。

絵本や児童書もさることですが資料も充実しているので、散歩がてらに行ってみてはどうですか?
旧帝國図書館庁舎を見るだけでも一見の価値はありますよ。
児童書にはジュ部ナイルも含まれているので、ライトノベルの起源を遡って
温故知新というのもいいと思いますよ。

日本史をゲームで学ぶ雑誌を知ってますか?

今もいるかどうか定かではありませんが、ちょっと前に「レキ女」なんてのがモテはやされましたね。
今日も帰りがけに駅で戦国時代を舞台にしたゲーム『戦国BASARA』の広告ボードにある
QRコードを一生懸命に携帯電話にとりこんでいる若い女性3人組みを見かけましたので
まだまだ歴史ブームというか、少なくとも歴史キャラブームは続いているのではないでしょうか。

しかし読者諸氏には時代考証をまったく無視した『戦国BASARA』など認めんっ!という人もいるでしょう。
そんなあなたにお薦めしたいのが、日本の歴史をテーマにしたウォーゲームを附録にしている雑誌、
その名も『ウォーゲーム日本史』と、そのまんまなタイトルの季刊雑誌です。

よくこんなマニアックな雑誌が続いているなと思うほどニッチなジャンルですよね。
隔月誌『コマンドマガジン』の姉妹誌として、すでに第11号まで刊行されています。
本家『コマンドマガジン』はウォーゲームの本流である第二次世界大戦前後を主な題材にしてますが
こちらは日本史限定ということで、年代の範囲も結構幅広いですね。

創刊号が京都の市街図を舞台に新撰組と勤王の志士たちが活躍する『新選組始末記 ~鴨川血風録~』にはじまり
第2号以降が戦国時代、関ヶ原、忠臣蔵、川中島、函館戦争、長篠、幕末、戦国時代、源平と続き、
最新号の11号は桶狭間以前、若き織田信長が終わりを統一するまでをゲーム化した『信長軍記』となっています。
12月発売の12号はNHK大河ドラマに連動してか平清盛の保元平治の乱、13号は西南戦争だそうです。

現段階でも時代的には平安時代から明治時代までと幅も広いわけですが、ゲームの内容としても多彩で
新撰組や忠臣蔵といったゲームは人物ひとりひとりを動かしてプレーする戦術級ゲームあり
広域日本地図をマップにして数千人からなる部隊を1つの駒として扱う戦略ゲームあり
さらには資源開発や農地改革など領国の統治に重点を置いた経済ゲームなんかも見られます。

なんといっても、この手の書籍は入手が難しいのが多いのですが、
amazonで普通に購入できてしまうのもメリットでしょう。



ウォーシミュレーションゲームは、ドイツゲームなどのカジュアルな他のアナログゲームと較べると
実際の戦争をリアルに再現しようとしてルールが煩雑でとっつきにくくなってしまったものが多いのですが
このウォーゲーム日本史のゲームは、10分間くらいでルールが把握できるくらいに
初心者向けにできているので、ライトノベルに登場させる戦争の構想をゲームで遊びながら考えてみるのも
なかなかおもしろくて、ためになると思いますよ。
特に戦争は両軍が真正面から全力でぶつかり合うことしかイメージできない人にはうってつけでしょう。

敵の後背を突くにはどうすればいいのかとか、敵国を攻め落とすのにどれだけの兵力と物資を投入すべきか
ただ資料を読むだけではなく、自分で試行錯誤できるので創作意欲も湧くというものです。
アナログゲームなのでプレイヤーは2人以上必要ですが、研究なら1人でソロプレーもいいでしょうね。

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『厨ラノ』の元ネタ『サルまん』を読め!

『中二病でも書けるライトノベル講座』、略して『厨ラノ』の元ネタは
ご存じのとおり『サルでも描けるまんが教室』なわけですが、まだちゃんと紹介していなかったので
いまさらですが紹介しておこうと思います。

ということで、いつものWikipediaからの引用をしてみましょうか。

『サルでも描けるまんが教室』は、相原コージ、竹熊健太郎による漫画。愛称「サルまん」。
「漫画の入門書」という形式をとってはいるが、実質はギャグ漫画仕立ての漫画評論であるといえる。
パロディ、メタフィクション、実験的表現などが多く取り入れられ、
特に当時の漫画事情を的確に分析した、時には身体を張った痛烈なギャグは、
読者・漫画関係者たちから多くの反響を得た。
1989年「ビッグコミックスピリッツ」に連載。




そのおもしろさは藤子・F・不二雄先生すら絶賛したという折り紙つきの作品なのですが
ギャグマンガでありながらも創作に関するアドバイスもしっかり練りこまれていますので
そのまま鵜呑みにすると危険すぎますが、しっかりと内容を理解すれば役立つこと請け合いなのです。

もちろんライトノベル創作にも共通することが多くありますよ。
しかも創作の基本は普遍なので、20年以上経過していても色褪せない名作となっています。
まあ、かなり下品な表現が散見されますが、それも実験漫画として好意的に読んでください。

サルまんを読んでから厨ラノを読むと創作力が10倍スキルアップしますので、ぜひおすすめです!

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女子中学生のグループって……

辛酸なめ子の『女子の国はいつも内戦』を読みました。
内容は女子中学生のヒエラルキー別グループの分類と解説、そしてその対処方法が中心となっています。
私は男なので、女学生のグループの内実がどうなっているかは詳しく知らないわけで、
その一端を現役女子学生などに取材をした本書は、なかなか参考になりました。



辛酸なめ子さん曰く、女子のグループは大別して5グループにわかれるそうです。
とはいえ、どの学校でも明確に5つにわかれているかというと、そうではないんですよね。
「私立女子校」「公立共学校」に通う女子中学生のヒエラルキー別グループについて主に解説されていて
他にも「私立男子校」「公立共学校の男子」「アメリカの学生」「ドイツの学生」も比較され
さらに「キャビンアテンダント」「ファッション雑誌編集」「セレブ主婦」「アイドル」といった
大人の世界についても触れられていたりしているんですね。

ちょっと意外だったのは、女子でも幅を利かせるグループって「体力勝負」なんですね。
男子と一緒で生命力旺盛というかスポーツが出来て元気な子たちが常に主導権をにぎっていること。
そして思春期を迎えてファッションなどに目覚めても、その傾向は逆転はないんですよ。
ファッションセンスもあって、それでいてスポーツ万能な子が世界中でトップに君臨しがちなのです。
年齢が上がると運動神経は経済力によって補完され、逆転してゆくのは男子と一緒です。

それと、おもしろいのがオタクグループはコミュニケーション能力の低さから
常にヒエラルキーの最下位におかれているわけですが、女子のオタクというのは
「アニメやマンガのオタク」と「ジャニーズのオタク」の2つに大別されます。
しかし私立女子校では「ジャニーズ好き」はトップの「派手系グループ」の属性なんですね。
対して共学校ではジャニオタはアニオタと同列扱いされているわけです。
男子が普通にいる環境と、いない環境では属性の価値もまったく異なってくるんですね。

トップの派手系グループはクラスの主導権をにぎっていて一見すると華やかですが
我が強くプライドも高いので内輪揉めが絶えず、攻撃的なので
陰口や無視されること避けるために交友関係に全力を尽くさないといけないので大変なんだそうです。
それとファッションセンスも問われるので服や文房具に何かとお金がいるので
親が経済的に裕福でないと、なかなか続けられないという面もあるみたいですね。

あとオタク系グループの特徴としてあがっていたもので、おおむね成績優秀者が多いが
勉強のできる人とできない人の学力格差が激しいというのがあるそうです。
これは男子でも同じなんだなあと思いましたね。
基本的にオタク趣味にハマるのは人付き合いのわるい人です。
勉強する時間を確保するために交友関係が制限されてしまって人付き合いが苦手なタイプと
なにかと要領が悪い、いわゆる「鈍くさい」ために人付き合いが苦手なタイプがいますからね。
このまったく異なる2タイプが上手くやっていけるというのはオタク趣味の力は侮りがたしです。

それとオタク系グループとは別にカルチャー系グループというのがあるんですが
これが結果として歴然とした差が生じてくるというのは非常に興味深いです。
つまり音楽鑑賞が好きなだけではオタク系グループの属性でも、
自分で歌ったり演奏すればカルチャー系グループの属性になるわけです。
大槻ケンヂさんなんかは、その典型ですよね。
まったくモテない「映画好き」のオタクが、バンドを組んでステージに立ったら
一躍、格好いい「ミュージシャン」とみなされてモテにモテまくってしまったわけですから。

とはいえ、もっとも興味を抱いたのはトイレまで一緒に行かないと不安に感じる
女子の強迫観念的な行動の理由や実態について知ることができたことですね。
ほんと、女子の世界はたいへんだなと思いました。ひとりが好きな私は男子でよかった。

作品の中で女子のグループについて書くときは、ぜひとも参考にしてみてください。

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つげ義春を再読する

サブカルに興味のない若い読者のなかには、つげ義春を知らない人も多いかもしれません。
なにしろ『ジャンプ』のようなメインストリームではない『ガロ』を中心に活躍した漫画家で
しかも寡作なうえに短編がほとんど、しかも1980年代後半から新作を発表していないわけですから。

しかし代表作のひとつである『ねじ式』あるいはこの作品のパロディ作品を
どこかで目にしたことのある人はきっと多いんじゃないでしょうか。
『ねじ式』の冒頭と、同じくつげ作品の『李さん一家』のオチをパロディにした
アニメやマンガは私が知るだけでも十はあると思われます。実際はそれ以上でしょう。
ほかにも竹中直人の監督・主演の『無能の人』や浅野忠信主演の『ねじ式』と
1990年代に映画化されていたりと根強いファンがいたりするんですね。
それだけに当時、手塚治虫から発展してきた漫画の常識を打ち破る表現だったわけです。
実際には短編『沼』あたりから注目されてはいたわけですが、一気に知名度をあげた作品といえば
作者の夢をモチーフにして描かれたシュールな印象の『ねじ式』だったんですね。

そんなつげ義春作品を全集で最初期から通して読んでみました。
当初は貸本漫画家だったのですが、その画風が実に多彩というか、安定していないんですね。
当時の人気漫画家の絵柄をマネたと思わせる絵柄で、しかもキャラによってマネる作家がちがうものですから
ちょっとアンバランスだったり、パースがおかしかったりと、けっして巧いわけではありません。
その後、松山健一と小雪が共演した映画でも有名な『カムイ伝』の白土三平、
そして『ゲゲゲの鬼太郎』でおなじみの水木しげるのアシスタントを経ることで
貸本業者の要望で画風や作風も白土そっくりな忍者ものを描いてみたりしつつ
後期の作品になると、水木しげるの画風が色濃く影響しているんですね。
特に水木独特のキャラよりも風景を精緻に描写する画風がよく出ています。

肝心のストーリーはというと、これがまた奇妙で、特に精神を病んでいた当時の作品
自身の夢を漫画化した『必殺するめ固め』や『ヨシボーの犯罪』などは意味不明の極致でしょうね。
雑誌の写真に写っている水着女性をピンセットでつまみあげ、頭からもりもり食べてしまい
犯行に使われたピンセットを処分しようと奔走する主人公なんて、どう考えてもおかしいです。

そんなつげ義春作品として、よく話題にのぼるのは、やっぱり『ねじ式』で
つぎに『紅い花』『ゲンセンカン主人』『李さん一家』とつづく感じでしょうか。
しかし全集を通して読むと、つげ義春作品の核となるのは「旅もの」シリーズなんですね。
つげ自身が実際に旅(あるいは失踪)してきた経験を脚色してまとめた短編漫画であり
ほとんどは商人宿と呼ばれる現代のビジネスホテルの前身みたいな安宿に宿泊する話なのですが
たいしたストーリーがあるわけでもないのに冷静な視線をそそぎながら情感を見事に描ききっています。
おもしろいかといえば腹をかかえて笑うようなおもしろさではなく、いわゆる味のあるおもしろさです。

特に私が気に入ったのは『もっきり屋の少女』という一編で、世情のわりきれなさを痛切に
そしてユーモラスに描ききった作品だったりします。そしてつげならではのエロスも多分に。
実際にどんな作品化というのは、実に文章にしにくいのでここでは書きません。
文章にできないからこそ、漫画で表現しえたというほかないでしょうね。
ちなみに「もっきり屋」というのは、今でいう「赤チョウチン」や「立ち飲み屋」の前身で
酒をコップになみなみと「盛りきる」ことから、もっきり屋と呼ばれていたそうです。
ちなみにYouTubeで検索すると浅野忠信主演の映画『ねじ式』(4話オムニバス)の一編として
この作品を忠実に映像化したものが視聴できますので興味ある方はどうぞ。

おそらくライトノベルを書くうえでは、ほとんど役に立たないでしょう。
でも、こういう表現方法があるというのを知っておくのは損ではないし
一読しておけば、あのとき読んだマンガのあの意味不明なギャグの元ネタは
これだったのかとわかってしまったりするのも、またおもしろいかと思いますよ。




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キャラ創作の参考になりすぎる本<補足>

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最強鉄板おすすめ筆記具

これまでも何回か筆記具について書いてきましたが、やはり作家といえばペンですよね。
実際の原稿はパソコンで書いていたとしても、イメージとしてはペンだし
アイデアを練るとき、あるいはゲラに赤をいれるときなどは、まだまだ紙ベースですから。

このブログを読んでいる学生にも、ぜひ確実な筆記具を使ってもらいたいという思いもあります。
もっともよく使うようなシャープペンシルや鉛筆、消しゴムではなくて、たまに使う文具となると、
ボールペンやサインペンなんていうのは、あまりこだわりをもたないことも多いのでは?
だいたい手頃な値段と見た目のデザインで買ってしまって失敗することも多々あるでしょう。

今回紹介するのはボールペン蛍光ペンです。
学生時代とはうってかわって社会人になるとシャーペンはほとんど使わなくなりまして
基本的に仕事でもプライベートでもボールペンが普段使いになってきます。
しかし、どのペンがいいかというのがイマイチわかってないという人のほうが多いと思うのです。
たいてい会社から支給されている、たまたま家にあった、ノベルティでもらった、ではないですか?
どれでもいいからと100円ショップなんかで買ってしまうことも多いはずです。
そういうペンは使いにくいならまだしも、すぐ書けなくなったり壊れてしまったりするわけです。
そうならないためにも品質的にベストなものを紹介しておきますので、ぜひ使ってみてください。
たった100円かそこらの出費で今まで筆記具で感じていたストレスの90%は解決することができます。

まずはボールペンですが、これには大別して3種類のインクがあります。油性、水性、ゲルです。
油性はもっとも一般的で昔ながらのボールペンです。ノベルティグッズのペンもほぼ油性です。
水性とゲルは油性よりも書き味がなめらかで、色も多彩なので学生がよく使ってますよね。
ということで、今回は油性と水性の両方を紹介します。


油性ポールペン:ジェットストリーム


まずは油性といえば、もうこれしかないというのが三菱uniのジェットストリームです。
いま現在は各社から類似商品が発売されていますが、水性以上の書き味を実現した初の油性ペンです。
油性の特徴として速乾性で滲みにくいという特性もあり、事務作業には最適のペンとなっています。
実際に文房具店で試し書きをしてもらえればすぐにわかると思いますが実になめらかで発色も濃厚です。
従来の油性ボールペンの概念をひっくりかえした150円のヒット商品だけに一度は使ってみてください。
弱点としてはインクが多めにでるので消費が少し早いことくらいです。

ペン先は0.5mm、0.7mm、1.0mmの3種類があり、太いほど線が太く、なめらかに書けます。
日本の場合、画数の多い漢字を使っているので、細字の0.5mmが主流ですが、おすすめは太めです。
私は左利きなので書くときペン先を押して書くため、0.5mmだと先端のボールをすぐ壊してしまうんですよ。
でもペン先の太さが1.0mm、できれば1.2mmのペン先を愛用しています。これなら壊れません。
そして携帯用として1本持ち歩くならば、ジェットストリームの3色ペン(定価400円)がおすすめです。
さらにシャーペンが必要ならば4色+シャーペンのタイプもあります。


水性ポールペン:Vコーン


つぎに水性ペンならパイロットのVコーンが定番です。
文具王の高畑正幸さんも愛用していて、鉄板として推薦しているくらいに安心確実なペンです。
このペンは知る人ぞ知る傑作なのですが、デザイン的に地味なこともあってか
売り場の棚でもかなり目立たないところに置かれていて、知らない人は買わないでしょうね。
直液式といってペン軸にはインクを染みこませたフェルトの芯などはなく液体インクがそのまま入っていて
ペン軸はシンプルなまでに透明なチューブなので、インクの色=ボディの色となっています。
自宅に置いておくメモ用、採点用の赤ペンなどの目的で使うならマストバイです。
肝心なときに書けなくなるとか、使いきる前に壊れるといったことは、まず起こりません。
値段も定価100円と安く、耐水性のある顔料インクのVコーンCでも150円とお買い得ですよ。


蛍光ペン:テキストサーファー ゲル


最後に蛍光ペンですが、これは異色なところでドイツ製図用文具メーカーであるステッドラーの
テキストサーファー ゲルをおすすめしておきます。
普通の蛍光ペンというとインクの水分が多くて薄い紙だと裏抜けや裏写りしてしまいがちだったり
紙の質によっては、水分でふやけて紙の表面が削れてしまうこともままります。
しかもインクジェット印刷の上にラインを引くとインクがかすれるという事象もあるわけですが
このテキストサーファーゲルは、液体インクではなく、半固形のゲルインクが特徴なので
こういった水分によって起こりやすいトラブルをほとんど解消してくれるのです。
仕組みはスティックのりやリップクリームと同じ口紅方式でクレヨンのように蛍光ラインが引けます。
なんだか書き味も普通の蛍光ペンとはちがって、なかなかおもしろいですよ。友達にも自慢できますし。
欠点は油性ボールペンの上に書くと少しかすれてしまいます。水性ペンなら問題ありません。
普通の蛍光ペンだと油性ペンはいいけど水性ペンやインクジェット印刷でかすれるので真逆なんですね。
ここらへんは使いわけてほしいところです。

今回は知る人ぞ知る筆記具の定番を紹介しましたが、完璧な筆記具というのは存在しません。
ダメダメな製品はありますが、たいていの製品は性能的に一長一短なところがあるんですね。
それでも大多数の人に指示されている安価な普及品には文具会社の技術と努力がつまっています。
ぜひその成果を自分の手で確かめてみるためにも、試しに使ってもらえればと思います。



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なつかしい「おもちゃ」の作り方~学級文庫より

小学校のとき学級文庫の中で特に思い出深かった本が見つかったので、
今日はその本について書こうかと思います。

ところでみなさんの通っていた小学校には学級文庫ってありましたか?
私の記憶をたどると学級文庫の蔵書には『小公子』と『小公女』の両方があって、
どこがちがうのかと首をひねった思い出があります。結局、どちらも読みませんでしたが。
それとなぜか漫画では『はだしのゲン』に歴史漫画の『平将門』『藤原純友』があったんですよ。
しかも『平将門』と『藤原純友』は5年生以上の全クラス標準装備でした。
小学校の日本史のカリキュラムとしては平将門も藤原純友もほとんど出てこないのに
なんで徳川家康や豊臣秀吉ではなく、こんなマイナーな歴史的人物がと当時は思ったのですが
この2人って天皇に対して叛乱を起こしたことで有名な人物なんですよねw
ああ、天皇制反対のアカ教師の息がかかっていたんだなろうと今ならわかります。

そんな思想的な思惑さえ入り混じっていた小さな本棚でしたが、私が大好きだった本がありました。
それが漫画家の石川球太先生が書いた『おもちゃの作り方』と『遊びのガキ大将』でした。
学校の備えつけではなく担任のF先生が持ちこんだ本なのですが、これが子供心に傑作なのでした。
著者は漫画家なので、ほぼ全編イラストですし、なにより遊び心のセンスが抜群なのです。
今になって刊行年を見ると昭和48年とかになってるんですよ。
しかも約40年前の刊行時点ですでに”なつかしい”と感じる自作おもちゃや遊びなんですね。

たとえば『遊びのガキ大将』は鬼ごっこやメンコ、ビー玉といった外遊びを紹介しているのですが
まず冒頭で紹介されている最初の遊びが、なんと「石合戦」ですよ!
いきなり漫画でバンカラな不良高校生が川原で威勢よく対峙するシーンにはじまり
石合戦でひとしきり遊んだ後は学生たちの顔は流血のうえボコボコになってるんですね……
もうこれは凄いと小学生の私は思いました。こんな遊びの本は見たことがなかったと!
さすがに江戸時代の子供ではないから石合戦なんてしませんが、雪合戦で雪玉の中に石を入れると
飛距離と威力が増してよいが友達をなくす可能性もあるので注意など実用的なアドバイスもありましたw
そんな石合戦をはじめとする121種類の遊びが紹介されているのですが、現在は残念ながら絶版です……
まあ、今の子供たちには、ちょっと刺激が強すぎるかもしれませんね。

そして今回、忘れていたタイトルを思いだし図書館で借りられたのが『おもちゃの作り方』です。
こちらはいたって健全ですよ。吹き矢からはばたき飛行機まで94種のおもちゃの作り方について
劇画調イラストのヒゲおやじ(作者自身)が登場して解説してくれるんですね。
おまけとして4歳以下の子供には尊敬されるマジックなど、一部おもちゃではないものも紹介されていて
そのマジックは「4歳以下」のフレーズとともに強烈なインパクトがあって私の脳裡に焼きつき
以来、ずっと私の数少ないマジックのレパートリーのひとつになっています。

それにしても、この本の中身も凄いですよ。だいたい2割以上で火あるいは火を用いる工作過程があります。
花火の噴射で進むモノレールだとか大人が遊ぶにも安全上問題ありそうなものまで平気で紹介されてます。
当時の私が特に好きだったのは「恐怖の館」というおもちゃで、マッチ棒でログハウスと人形を作り
これに火をつけて一瞬にして燃やすという遊びなんですが、これがまた最高におもしろかったです!
あとは作りたかったけど作れなかった「沈没船」という浸水しながら推進する船の模型があって
キャッチコピーは「一度沈んだら二度と浮かんでこないケッサク潜水艦!」となっていまして
池や沼で遊ぶことがイラストで推奨されているんですよね……
なぜかこの本では1度きりで消費してしまう使いきりおもちゃが多いのです。
他にも「びっくりサソリ」(商品名:ガラガラヘビの卵)にいたっては作者自身が退屈そうに
おもしろくないよとまで言いきってしまうおもちゃまで紹介されてたりとやりたい放題なのです。

こんなにハジけたセンスの本は今の時代にはなかなか新刊では出版できないので、
ぜひ現代の子供たちと、子供向け作品を作っているクリエイターには読んでほしいですね。
私が図書館で借りた本は重版で第230版と超ロングセラーだったわけですが、すでに絶版となりまして
現在は改題復刊されて『なつかしい「おもちゃ」の作り方』として入手可能です。
創作のヒントにぜひ童心にかえって読んでみるとよいでしょう。



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『悪の教典』読了につき

直木賞候補にもなっていた貴志祐介『悪の教典』を読み終えました。
上下2巻800ページ超の大長編でしたが、思いのほか読みやすかったです。
ストーリーはというと、まあ『バトルロワイヤル』の再来といった感じでしょうか。
上巻は趣きがちがうのですが、下巻はバトルロワイヤル的な雰囲気が充満していました。

この小説は大人向けの一般エンターテイメント小説として書かれていますので
ライトノベル読者層とはだいぶかけ離れているかもしれませんが
いわゆる中二病なリアル中高生にはウケるんじゃないかなと思います。

この作品を一言で説明するなら「もし金八先生がサイコパスだったら」ですかね。
あるいは『バトルロワイヤル』で最強の敵だった桐山が生き残って教師になったらでもいいです。
とにかく設定の妙によって読者を興奮させてくれる作品となっています。
ただし物語を盛りあげるためにミステリーとしては粗が多いので、そこは目をつぶってください。
(余談ですが警察の徹底した科学捜査はミステリ小説を書きにくくしてしまいました……)

主人公がサイコパスでも舞台はあくまで学校内であり、学園モノとして進行しますから
いくら血飛沫が飛び散ろうが、脳みそが吹っ飛ぼうが、そこはお約束をはずさないようになっています。
きのうも触れましたが、やはり根本には『3年B組 金八先生』のセオリーが根底に流れているんですね。
『バトルロワイヤル』でも原作小説では、登場する教師は金八先生のパロディそのものでしたね。
なぜそうなのかというと、ストーリーが学園モノの常識を崩壊させる筋立てになっているがゆえに、
しっかりと学園モノのお約束を踏んでおかないと支離滅裂で空中分解してしまうからです。
お約束は船が波に流されないようにするための錨のような存在なのです。

ここで考えてほしいのは、突飛なことや今までの常識を覆すことをやろうとするならばするほど
既存作品とちがえばちがうほど、しっかりと定番の基本をおさえておく必要があるということです。
いくら斬新なことをやっても、基本との接点をしっかり読者に示しておかないと
まったく意味不明なものになってしまって、読者がおいてきぼりになってしまうのです。

つまり新しいことをやろうとすればするほど、古いことも知っておかないと意味がありません。
パロディなんてものは、まさにそうですね。しかしパロディだけに言えることではなく
ほとんどの作品が過去の作品の積み重ねの上に成り立っていることから考えれば
その土台をしっかりと固めて、足場を確保していなければ、
どんなに高い塔を築いても、ちょっとしたことで倒壊してしまうようなものです。

ところで、あなたはどんな作品を書こうとしていますか?
そして、その作品のベースとなる作品はなんであるか知っていて、その作品に関して熟知していますか?
作品を書く前段階で、いかに基礎となる土台部分を堅固にかつ広く確保できているかどうかで
作品の完成度に大きく左右されてくることになります。
もしも自分の足元がまだおぼつかないという自覚があるのなら、しっかり基礎を固めてください。
勉強も同じですが、基礎力なくして応用の成功はありませんよ。



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