L'Anovelién

UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ポータブルボードゲーム10 レビュー【2】

前回はマグネット付テンゲーム中のメジャーなボードゲームを紹介しましたが、今回は逆にドマイナーなゲームを解説していきます。
こういったゲームもあるんだなと思ってもらえるとうれしいですし、たいていスマホアプリにもあるので1人でも遊べますよ!

◆SNAKE AND LADDER (蛇とハシゴ)
一見して子供っぽい図柄ですが、そのとおり欧米では有名な児童向けの絵すごろくです。ちなみにインド起源です。
この絵すごろくの何がすごいかというと日本でよく見かけるタイプと異なり「ふりだしにもどる」とか「1回やすみ」といった
言語依存がいっさいないので文字が読めない子供や外国人でも簡単に遊べてしまうという点でしょう。

ルールはいたってシンプルです。マス目で区切られた大蛇の頭からスタートして尾にいち早く到達することが目的です。
ダイス1個を振って出た目の数だけマス目を前進させますが、その途中にハシゴと小さな蛇がまたがるマスがあるんですね。
このマス目に止まったらハシゴならもう一方のハシゴの先にワープして前進、小蛇なら逆に戻るよう進みます。

このゲームではボードは紙製なのでケースと一体化したスチール製盤の上に重ねて使います。
サイズ的に小さなサイズのすごろくでマス目は100マスになっています。
ハシゴを最大限有効に使えば、最少5ターンでゴールに到達できるくらいのボリュームですが、普通はもっと大きいですね。
コマはなんでもいいのですが前出のチャイニーズチェッカーのコマを利用するのが最適でしょう。
プレイ人数は2~4人推奨ですが5人以上でもまったく問題ありません。

蛇とハシゴ


◆NINE MEN'S MORRIS (ナイン・メンズ・モリス)
収録された10種のゲームのなかでも日本人には一二を争うほど知名度の低いゲームでしょうね。
しかし古代ローマ帝国の伝統ゲームのため欧米ではそれなりに知名度があり専用ボードも売られています。
別名「ミル」とも。どんなゲームか想像しにくいでしょうが、一言でいえば「変則的な3目ならべ」です。

基本ルールは配置と移動の2つのフェイズに分かれています。
まず各9個のコマをボードの交点に置いてゆく。全てのコマを置き終わったら空いている隣の交点に移動させる。
置くときと移動させたときに線に沿って3つコマが直線で並んだら相手のコマをひとつ取り除けます。
時計の振り子のようにコマを動かすたびにどちら側でも3つ並ぶパターンを作れると必勝です!
そうして相手のコマを2個に減らすと勝利なのですが、救済措置として自分のコマが3個まで減ってしまったら
隣の交点に移動させる代わりに任意の交点にジャンプさせられます。
すでにコンピュータ解析は終了していて先手勝利らしいのですが、そこまで極めている人はいませんし
配置フェイズから次の移動フェイズを先読みしないといけないので、かなり戦略的な3目ならべとなってます。

これもコンポーネントとしては2枚付属しているボール紙製ボードの1種です。
コマは赤と白のチェッカー用コマを使うよう説明書で指示されていますが、より大きなリバーシ用コマがよさそうです。
10種のなかで最短で遊べるお手軽ゲームとなっているのでおすすめです!

ナインメンズモリス





ポータブルボードゲーム10 レビュー【1】

何年か前に購入したものですが改めて見るとなかなかよくできているということで
今回は古典的ボードゲームセット「マグネット付テンゲーム」を紹介します!
最近はデジタルゲーム、それもスマホゲームが全盛であり、ボードゲームも人気ですが新作に目がいきがちですので
カードゲームUNOと同じくこういった古典的なゲームにも親しんでほしいものですね。

タイトルのとおりコンポーネントには10種類の代表的なゲームが遊べるよう盤と駒、ダイス等がセットになっています。
日本でもハナヤマから【ゲームスタジアム11】という同じコンセプトのゲーム集が発売されているわけですが
こちらは囲碁や将棋といった日本ならではのボードゲームを中心に構成されているのに対して
私のは輸入品なので欧米において代表的なゲームで日本にはあまり馴染みのないものが多く含まれています。
そこで今回から2種類ずつ5回にわたって各ゲームについて説明と解説を加えていこうと思っています。

◆REVERSI (リバーシ)
まずは現代日本人にとって最もなじみのあるボードゲームで唯一説明書を読まないでもプレーできるゲームですよね。
「オセロ」という名前は登録商標になっているため、この手のゲームでは本来の名称である「リバーシ」と呼称されます。
ただし19世紀イギリスで考案された当初は市松模様のチェス盤に赤白のコマで、明治時代に日本で発売された当初は
コマの色と形から「源平碁」と呼ばれていましたが、この緑の盤に白黒コマ、初期配置なんかオセロそのものです……

このポータブルゲームでもリバーシは10種のゲームのなかでもメインの一つになっているらしくケースの表面に盤があり、
直径に比してちょっと肉厚な64個の白黒コマはコンポーネントの中でも最もかさばる量となっています。
やはりポータブルサイズなので盤もコマも小さすぎ終盤になるとひっくり返しにくいところもありますが許容範囲でしょうね。

リバーシ


◆CHINESE CHECKER チャイニーズチェッカー
最近は知らない人も多いでしょうが「ダイヤモンドゲーム」の名で知られた古典ゲームです。
2~6人まで遊べる対戦ボードゲームという拡張性の高い特徴から、かつて日本の子供達のあいだで人気でした。
元々はイギリスで四角いボードで遊ぶタイプのものが考案されドイツでこの六芒星型のボードに改良されました。
一口にダイヤモンドゲームといってもバージョンはいくつかあり、このゲームに収録されている6コマ制の簡易版から
10コマ制、15コマ制と大型サイズ、さらに王コマの有無などいろいろなバージョンが流通しています。
ちなみに「チャイニーズ」とは名付けられていますが、なんら中国とは関係のないゲームなので誤解のないように!

ルールは自分のコマと同じ色の自陣から対岸にある同色の陣地に最初に移動し終えたプレイヤーの勝利です。
基本は交互に1マスずつ移動させますが自分か相手のコマと隣接している場合はジャンプできます。
勝利のコツはいかに相手のコマをタダ乗りして連続ジャンプしてゆくかにかかっています。

このゲームのコンポーネントでは内側の盤にボードが収録されています。やはりメインのひとつのようです。
このゲーム集ではプレー人数もよく考慮されていて1人から5人以上まで何人でも遊べるようラインナップされていて
唯一このチャイニーズチェッカーだけが3人用ゲーム(2人可)として異彩を放っています。
またリバーシの専用コマとは異なり、この3色のコマは他のゲームにも流用して使用されることになります。

ダイヤモンド






今年のJRスタンプラリーはドラゴンボール!

毎年恒例のJR東日本のスタンプラリーは2年連続のウルトラマンに変わってドラゴンボールが1月10日からはじまります!

連載終了後も未だキャラクタービジネスでは怪獣のような存在のドラゴンボールなので、今回のスタンプラリーも盛況でしょうね。
今年は去年の大混乱を緩和しようとしてかプレゼントがもらえるスタンプ数は10個から30個となりました。
これでさすがに配布日当日の朝7:00には品切れになってしまうなんてこともなくなるんでしょうか?
ちなみに今年も去年と同じく賞品はピンバッジでデザインは「四星球」1種類のみとのこと。

ちなみにスタンプ設置駅は去年と同じだと思われ、北は赤羽、西は西荻窪と近場ですが東は取手、南は羽田空港と
都区内パスでは回れない範囲まで含まれているのが憎いところですよね。最低でも全駅制覇には3000円程かかります。
まあ、JRも慈善事業ではないので、おとな750円の都区内パスの売上だけでは割に合わないんでしょう。
ただし全駅制覇すれば、四星球以外の6種のドラゴンボールのピンバッジがもらえますので納得してください。

わたくしこと日昌晶は一昨年は全駅制覇し、去年は都区内パスで廻れるところを中心に回ってみましたが、
今年はウルトラマンではないので、そこまで熱中して廻りはしないかなというのが率直な気持ちです。
世代的にはウルトラマンよりドラゴンボールのほうがどんぴしゃだし、連載は欠かさず読んでいたくらい好きでしたが
なぜか関連グッズに対しては昔からそれほど興味はなかったんですよね……
残念ながら怪獣スタンプのように集めてやろうという情熱はかきたてられませんでした。
これで『キン肉マン』スタンプラリーだったら、たぶんかなり集めていたんじゃないかなとは思うんですよ。
「うわっ、そういえばこんな超人いたな!」みたいな話題性があるんですよね、キン肉マンの超人には。怪獣と同じです。
作品的には『キン肉マン』より『ドラゴンボール』のほうが圧倒的に好きなのですがスタンプラリーとなると別なんですよ!
怪獣なんかと同じくキン消しを集めていた記憶なんかが呼び起こされて集めたくなるんじゃないかな?
実際、今回のスタンプに採用されたDBキャラについては60以上の数を埋めるのに苦しいチョイスが見受けられますしね。
アニメ版準拠のチョイスで原作ファンにはピンとこないキャラも多いんですよね。
あと完全にバトル漫画としての人気が高いため、それ以前のギャグ漫画時代の個性的なキャラは出しにくいんでしょう。
個人的にはゴジータとかブロリーを出すなら兎人参化、バクテリアン、アックマンなんかを出せよと思ってしまうわけですw

それから40代、50代のオジサンたちが熱狂したウルトラマンスタンプラリーとは参加者層が異なりますから
もういい年したサラリーマンがスタンプ台に行列を作っているという風景はあまり見られないかもしれませんねw
参加者の中心は20代、30代になってゆくんじゃないかと思われますし、でもそういう比較的若い層だと
去年までのようにスタンプラリーに熱狂してくれるのかはまだ未知数だなと思うのです。
意外とこういうのはおじさん世代のほうがウケそうで、若くなるほど関心が薄らぐんじゃないかという危惧もあります。
夏休みによくやっている子供向けのポケモンスタンプラリーの延長的な盛り上がりなのではと予想しています。
やはり、こういう企画においてはウルトラマンは別格だったと再認識することになる気がするんですよね。
とはいえ天下のドラゴンボールでしょうから不人気ということは絶対ないでしょうけど。

ドラゴンボール好きなら愉しめる企画なので、ぜひ参加してみてください!
通勤通学定期券内、徒歩や自転車で廻れば完全無料で前駅制覇することだってできますしねw



【MoM2】マンション・オブ・マッドネス第2版を入手!

クトゥルフ神話の本格ボードゲーム【マンション・オブ・マッドネス】の新版が12月に発売されました!
システム的には旧版を踏襲していますが、ゲーム的には格段に発展したものとなっているようですね。
元々がTRPGとボードゲームの中間的なゲームでしたが更にアナログとデジタルの中間的なゲームという側面を持つようになり、
カテゴリー的に正真正銘の「名状しがたい」ゲームとなっているようですね。

mom2

今回は旧版からの違いを5つのトピックで紹介していきましょう。

【1】ゲームマスター不要
【2】1人プレー可
【3】大幅な省力化
【4】高い拡張性
【5】旧版との互換性


スマホアプリ必須となり、もうアナログゲームといっていいのかわからなくなるくらい半デジタル化しているMoM2なわけですが
その最大の特徴はアプリがゲームマスター役をやってくれるのでプレイヤー全員が探索者としてプレーできるようになりました!

更にうれしいのはアプリ導入により、ついに1人プレーが可能になったのは最も大きな進化となりました。
このゲームは気軽に遊べるボリュームではない重たいゲームのため、セッティングやルールの把握などの関係もあり
遊ぶときはゲームの所有者がゲームマスターをやらざるをえないという宿命があったのですが、それも解消されました。

全てではないですがアプリが進行や面倒な処理の一部をサポートしてくれるので憶えることも少なく処理も楽になっています。
これにより大量のカードやタイル、トークンの数や種類も大幅に減って扱いやすくなりました。
とはいえ、それでもカードやトークンの数は普通のボードゲームに比べると格段に多いんですけどね……

シナリオはアプリによって管理されているので、今後の展開としてシナリオ追加が容易な環境になっています。
従来のミニ拡張版の代わりとなるのか有料による追加シナリオが逐次投入されるようです。
また既にモンスターのミニチュアモデルがコンポーネントされた大型拡張版の発売も既に決定しているとのことです。

拡張性としては旧第1版本体および旧大型拡張版2種のキャラとモンスター、マップをほぼ全て利用できます。
(新版と重複するモンスター(カルト信者たち)と各種カード、トークン、パズルは利用できません)
第2版本体にコンバージョンキットが標準で同梱されているので旧版ユーザーにもうれしい互換性となっています。
旧版があればシナリオ展開のバリエーションが豊かになり、旧版のみのシナリオ(日本語訳予定)が追加されます。

唯一のデメリットとしてはアプリ依存という特性上、数十年後にまた遊びたいと思ってもプレーはできないでしょう。
なので今このときを思う存分に遊び尽くせというゲームになっています。
ただし第1版も持っていれば、第2版としては遊べませんがMoMは半永久的に遊び続けられますよ!
人気があればゲームは更新し続けられるので、そういったことはないですが。




小説家向きな性格の矛盾 「いい加減さ」と「マメさ」を併せ持とう

小説家に限らずクリエイティブな仕事に向いている性格の人とまったく向かない人の性格があります。
性格なんていうものは素養の問題なのでいかんともしがないのですが心構えという点においては少し改善できるかもしれません。

では、どんな性格の人が作家に向いているのかというと、プロ作家やデビューしてゆく生徒たちなど
周りを見回してみるとだいたいわかってくるようになったのは、タイトルにもあるのふたつのポイントです。

ひとつめは「いい加減さ」です。
本音を言ってしまうと、まじめすぎる人、頑固な人といった人にはあまり向いていない職業なんですね。
なぜかというと作家なんていうのはお役所仕事とは真逆で俗っぽく言えばヤクザなお仕事ですから
普通の会社員のようにルール通りに適切に業務を淡々とこなすように「人に言われたまま、その通りにする」ことは
かえって失敗する原因になりますし、たいてい成功にはたどり着けません。
かといって自分の信念を貫いて邁進すると更に状況はさらに悪化することになってしまいます。
周りを見て何事も柔軟に対応でき、常識に対してあまり頓着しないタイプのほうが大成しやすいですね!
でも根っからのいい加減な性格だと飽きっぽくて小説一本を書き上げるだけの努力や忍耐力に欠けてしまったりするのです。

そこでふたつめの「マメさ」が必要なのです。
とはいえ、相反するような性格のためひとりのなかに併せ持っているという人はあまり多くないのかもしれませんし、
だからこそ作家に憧れる人は多けれど、なれる人はごくわずかとなってしまうのでしょう。

まじめな人は小説を書き上げられるけど作品がおもしろくない。
いい加減な人はアイデアはおもしろくても作品として完成しない。


もちろん上記以外の「いい加減でつまらない」というケースが全体の80%を占めているのは言うまでもありませんが。

ふと思うのは、いい加減でマメな性格っていうのは女の子にモテる男子の性格だったりしますよね。
そういえば作家チャラ男は少ないとは思いますが、基本的にモテる人も多いというのは当てはまるようです。
作品の中ではニート、非モテ、ダメ男のストーリーばかり書いているような作家さんが
実は美女を連れ歩いているリア充だったなんて珍しくないわけですしね。

ということで性格をいきなり変えられないでしょうが「いい加減さ」と「マメさ」が肝要だということだけは忘れないでください。
まじめな人なら、ときにいい加減になれるよう、いい加減な人は飽きずに続けるマメさを持てるようがんばってください!



『ティンダロスの猟犬』を読むと意外にも……

「ティンダロスの猟犬」といえばクトゥルフ神話好きなら、ほぼ100%の認知度があるってくらいの超有名キャラですよね!
猟犬とは言いますが異次元の生物なのでイヌとはまるで違う姿をしているという神話的生物なのです。

ですがゲームやビジュアルなどではおなじみのこのティンダロスの猟犬の登場する作品、
その名も『ティンダロスの猟犬』を読んだことがある人はどのくらいいるでしょうか?
作者はフランク・ベルナップ・ロング・ジュニア(Frank Belknap Long, Jr)で米国の『ウィアード・テールズ』といった
パルプフィクション(大衆小説雑誌)に作品が掲載されていたホラー・SF小説作家です。
ロングの作品として最もポピュラーなのは短編小説『千の足を持つ男』でしょうか。邦訳もいくつかのバージョンが出ています。
そしてくだんの『ティンダロスの猟犬』もまたロングの代表作なのですが、この作品が読めるのは
『暗黒神話体系シリーズ クトゥルー5』(青心社)の中に収録されているくらいなんですよね。

今回、私もキャラの名前は知れど、どんな作品なのかを確かめるべく、この本を取り寄せて実際に読んでみました。
なんと文庫本にして27ページしかない本当に短い短編でした。本当に短い。
何本もの短編や連載小説を掲載するパルプ・フィクションの作品の中でもかなり短い作品です。
そのためストーリー的にもたいした内容ではありません。ちょっとしたエピソードですね。

読んでみたいという人も少ないでしょうから簡単に要約すれば「友人が死んだ。それはティンダロスの猟犬のせいだ!」
以上です。本当にそんなものです。
なにしろ作品の主人公(視点)はティンダロスの猟犬を見ていないんですよ。友人からこんな存在だと聞いただけです。
ただティンダロスの猟犬の放つ臭いを感じたくらいですね。
そのためただでさえあまり怖くないクトゥルフ神話作品においても更に怖くないのです。
ここでラヴクラフト御大であるなら「私のところにもやがてティンダロスの猟犬がやってくるだろう……なんだ、あの音は!」
というような感じでホラー小説のセオリーを守ってくれたのでしょうが、そういう余韻もないんですよね。

そういうわけでキャラとしては独り歩きして非常に有名になった存在なのですが、出典はそれほどおもしろくありませんでした。
でも、これだけ愛されるキャラを考えるというのはロングの手腕だとは思います。
あらゆる鋭角を通して異次元から執拗に襲ってくるというモンスターは創造すると恐怖でしかありません。
それこそ江戸川乱歩の『鏡地獄』のような球体の中にでも避難しない限り助からないでしょう。
それはそれで発狂してしまうんですけどねw

同じようにドラキュラだってフランケンシュタインの怪物だって、ほとんどの人が原作小説を読んだことがないでしょうが
世界的にこれらのモンスターたちを知らない人ってまずいないわけですよ。
あなたの作品に登場するキャラクターは作品としては朽ちても時代を越えて生き続けることができますか?


マスコミのヒラリー氏ゴリ推しの末路

ご存知の通りトランプ氏が大統領に当選しました。
なぜかマスコミではこぞって「大番狂わせ」などと言っていますが別にそんなことはないんですよね。
過去3回の大統領選で最も精確だった分析によれば、選挙期間中ずっとトランプ優位だったわけです。
しかし米国のマスコミは基本的に民主党好きなので、プロパガンダを含んだ偏向でヒラリー有利と報道し続けただけのこと。
ニューヨークタイムスに至っては開票中、決定的にトランプ優位の中でもヒラリー優位と報道していたくらいですから。
トランプ勝利の理由は「トランプよりヒラリーのほうがもっと嫌いだから」に尽きるでしょうね。
トランプはわざと憎まれ役をやっていますが、ヒラリーは好かれようとしているのに嫌われてしまう人柄のようです。

翻って日本のマスコミも似たようなもので、主に外信をほぼ直訳するだけみたいな報道姿勢なのと
やはりなぜか民主党好きという傾向から、やたらヒラリーを持ち上げ、トランプへのネガティブな報道を繰り返していました。
日本のジャーナリストとずっとトランプ当選を主張していたのは木村太郎さんくらいでしたね。

日米ともマスコミはこぞって反トランプキャンペーンを打っていたせいで、あまりものを考えない人たちはすっかりコントロールされ、
よくわからないけどトランプという酷いやつが大統領になるから大変なことになるみたいな漠然とした不安に支配されたことで
ついには経済にも大きく影を落としてしまう結果となってしまいました。
今もマスコミは「トランプ・ショック」などと不安や恐怖や煽って視聴率を稼ごうとしています。なんともバカげた話です。

とはいえ、私がもっとも評価するのは従来メディアのこうしたコントロールが既に有効ではなくなった象徴的なケースだということですね。
原因はインターネットによって従来マスコミの短絡的なウソが簡単に見破られてしまうようになったことでしょうね。
日本でも政治家の発言などはすぐに過去のアーカイブから間違いや整合性を確認され矛盾を指摘されるようになりました。
この傾向はもう止めようがなく、小手先のウソはもう通用しないとなれば、選挙も含めよりよい傾向ではないでしょうか。

私見ではトランプ大統領は過激な発言は多いですが政治経験が皆無のため、
百戦錬磨の共和党議員や議会に抑えられてしまい良くも悪くもそれほど大それたことをやることはできないでしょうね。
意外と細かい所だけは政策が実現できて、アメリカにとっても日本にとっても比較的よい方向に動くのではないでしょうか。


婚活ブログがおもしろい

最近のエントリーから派生して、いろいろとネットを徘徊してみたのですが、何かと話題の婚活ブログを非常に興味深く読んでいます。
特にオタク婚活というのを中心に男女のブログを渉猟しているのですが、その世界ならではの専門用語とかもあるんですよね。

たとえば最初まったくわからなかったのが【FO】と【CO】という頻出語だったのですが、なんの略号かわかりませんでした。
で、調べると【フェードアウト】と【カットアウト】ということで、自然消滅かお断りをいれるかってことみたいですね。
あと普通の男女交際とはちょっとちがって強制的にペアになるようなところがあるので【仮交際】と【本交際】が明確に別れてます。
たとえば婚活パーティーなどでカップルになってから、ちゃんと結婚を前提としたお付き合いを双方が確認するまで仮交際で
確認してからが本交際なんだそうです。また仮交際のあいだのいわゆるデートは【面接】と呼ばれているようです。
なので「1回面接した相手にLINE既読スルーされてFOになった」みたいな感じでブログが書かれています。

そして私が知っている過去のカップリングパーティー、ねるとんパーティーとはだいぶ異なっていて
婚活パーティーでは比較的カップル成功率が高めなんだなというのが第一印象なんですが
結婚という大前提があるので、その後の展開がかなりシビアになっているみたいなんですよね。
今でいう恋活であるなら、とりあえず付き合ってみるか的な余裕があるわけですが、年齢が高くなるほどもう余裕がないので
無駄な時間を使いたくないとばかり男女とも見極めを早めにしようとするんですよね。
で、結局カップルが成立してもその日だけで、いちども会わないままFOなんて展開が多いようです。
特に女性側がたいてい無料か低額設定なので大枚をはたいている男よりも執着心も少ないため即FOも多いようですよ。

あとはオタク婚活ブログに限って言えば、男女とも「恋人いない歴=年齢」の人が非常に多く、
そうでなくても恋愛経験が極端に少ない人が目立っているというか、そういう人のほうがブログとしておもしろかったです。
本人の価値観とか異性への接し方、偏見といったものが独特なため個性的です。
いろいろなタイプがいて千差万別なのですが、自分のことを棚にあげて異性への注文が厳し目ですぐ切っちゃうんですよね。
恋愛経験値を積むためにもう少し様子を見たほうがいいのになと思うようなケースでも即断でお断りしてしまう。
しかもすぐ次があるかというと、男性の場合なかなか次に恵まれないんですけどね。
で、下手に年収があってプライドが高かったりすると、こだわりの強い人ほど出会えてないですねー
相手を見下しているようでいて実際のところは逆に見下されてしまっているような感じでした。
ただ容姿がよければ、たいていのことはどうにでもなるという裏の側面も見え隠れしているのも婚活の現実ですが。

うぶな男女が異性をどう見て、どんなほうに判断しているのか、また何を悩んでいるのかといったことが
赤裸々にわかるので、キャラ造形のためにも読んでみる価値は非常に高いと思います!

当事者的にはアラサー、アラフォーになってから、恋愛経験なしにいきなり婚活に挑むようなことは避けたほうが幸せですよ。
日常に出会いがないというのなら20代前半からどんどん街コン、恋活パーティーなどは参加しておいたほうがいいでしょう。
多少高くつきますが出会いがないのなら、成否に関係なく対価を払うだけの価値はあると思います。
若ければたくさん失敗しても何度でもやりなおせます。やはりリミットがあるので30、40からスタートしたら、そう失敗できません。
それに今は昔と違ってオタクとかいろいろな趣向に合わせて出会いの場がビジネス化されているので選び放題です。
ここで見栄をはったり、ケチったりすると、結局のところ後になって出費も嵩むわ、チャンスは減るわ、成果も低くなるだけですよ。




なぜモテない男は多いのか? 女が男を好きになる確率について

各種統計をだすまでもなく、まったくモテない男子は山ほどいるのに対して、まったくモテないという女子は非常に少ない。
語弊はありますが、女の子であればよほどのことがない限り、誰からも誘いを受けないというはありませんが
男の子に限ってはさほど悪くはない程度であっても、まるで相手にされないことが多いという不条理を実感したことはありませんか?
実際のところ、これはだいたい男が原因であって、穴が空いていれば誰とでもやりたいという輩が一定数いるためであり
女性にはそういうタイプはいないとはいいませんが、ゼロに近いほど稀な存在だからです。

ではなぜ、そういうことになってしまうのかというと、それは男女の恋愛対象への意識の仕方が異なるというのです。
ざっくり言ってしまえば男性が女性を見るとき、恋愛対象になるかどうかの判断は【ストライクゾーン】によって決定されます。
「だいたいこのくらいの女の子ならOK!」みたいな感覚が男にはたいていあるんですね。
ところが女性にはそういう感覚ではなくて、非常にピンポイントで恋愛対象になるかならないかを判断することになります。
そして、その確率は非常にシビアで「およそ男性の7割はキモい」と感じているとのことです。
言うまでもなく「キモい=生理的に受けつけない、付き合えるわけがない」ということになります。
男子は同世代の女子が10人もいれば平均的には6、7人を恋愛対象にしてしまえるのに
女子はというと、そもそも10人中7人の男子には眼中にもないということです。
前回のエントリーに美醜の比率を美:普通;醜=1:2:2としましたが、男はたいてい普通まで恋愛対象なのに対して
女は普通レベルはほぼ対象外ということになってしまうわけです。

この恋愛観の不均衡さは本能によるものなので、いかんともしがたいわけです。
よく言われるように、オスはできるだけ多くの子孫を残すためにより多くのメスと交尾する機会を持ちたい。
メスは妊娠機会が限られるので、より優秀なオスとのみ交尾したいというやつですね。
とはいえ、高度な人間社会は単純な弱肉強食の野生の世界とは異なり、多用な価値観があるのが救いです。
力が強いだけが選ばれる理由ではなく、ときに美しさ、ときに経済力、はたまた性格、趣味、共依存など
女性が男を選ぶ基準はかなり美醜にこだわったものになりますが、女性は男よりも選ぶ基準が多いんですね。
これによりかろうじて男女の自由恋愛は成り立っているといっても過言ではありません。

ライトノベルの中でヒロインが主人公である少年を好きになるというシチュエーションはお約束ですが
そのヒロインがなぜ主人公少年を好きになったかということを突き詰めて考えてみるとおもしろいかもしれません。
よくある展開では結局のところ「やさしさ」や「一途さ」にほだされてしまうのですが、それでいいのでしょうか?
多くの読者のなかでイケメンとかスポーツ万能、頭がいい、といった属性を持つのは一握りであるのに対して
性格的な理由というのは、どうとでも理由づけできるし「オレにもワンちゃんあるかも!」的な自己投影が簡単なので
こういった性格的理由から”性格に難のある絶世の美少女”が好意を寄せてくれることになります。
では、このヒロインがキモいと感じて相手にすらしなかった7割の男子というのは、いったいどんな男だったんでしょうね?
いくら性格がよくたって7割も振り落とされるのでは、それはかなり厳しい選抜を予感させてくれます。
その選抜基準がユニークだったりすると、それはそれでおもしろい展開になるかもしれませんよ!





君の名は聲の形で乙武さん……真の障害について考える

ちまたでは映画『君の名は』、『聲の形』が大ヒットしてます。
こういうヒット作が出てくると必ず出てくるのがアンチの存在です。
で、これらの作品に対しての否定的意見として出てくるのが「結局のところ主人公たちが美少女、イケメンだから」だから
物語が成立するんだろというものをネット上で見受けました。
たしかにそうなんですよね。入れ替わるにしても、聴覚障害を受け入れるにしても、これがキモメン、ドブスだったとしたら
たぶんこんな美しい物語になることもなく、ひたすら淡々と収束してしまったであろうことは想像に難くありません。
なぜなら恋愛に発展していかないからであり、男女が惹かれあわなければ物語は成立しなくなってしまうわけです。
そう、この世の中、特に若い人たちの基準は美醜に重きが置かれているわけで、醜いことは悪そのものだったりします。

つまり身体障害よりも美醜のほうが、よほど我々にとって大きな問題であり、
美しければ身体障害くらい簡単とは言えなくとも高確率で乗り越えられるというなんとも厳しい現実があるとうことなんですよね。
そこで登場するのが乙武さんです。彼は御存知の通り四肢がほとんどないという重度の障害を負っています。
しかし彼はモテモテです。不倫という道徳的問題さえなければ、彼は美女たちのハーレムを築いて人生を謳歌していました!
男としてはうらやましい限りではないですか! たとえ手足のある健常者で彼を凌ぐほどモテる人は一握りです。
なぜ彼がモテるのか、ひとつに『五体不満足』のベストセラーを契機に彼は高収入であることも一因ですが
それ以前の高校生のときにはもう結構モテていたことを考えるとお金があるからというわけでもないわけです。

最大の要因は彼の顔が爽やかなイケメンであり、知的で話上手という才能があったからなんですよね。
たったそれだけで手足がないことはモテることにおいてハンデになりえないということです。
逆の場合だったらどうでしょう? たくましい完璧な肉体を持つが首から上はひどく醜く、知能も平均を下回っていたら……
ほぼ確実にそんな逆乙武さんのような人がいたら、どんなに障害者差別には反対だと主張する人であっても
彼を対等の人間としてはあつかわないでしょうし、口さがない人々はバケモノとしかみなさないでしょう。
そもそも身体障害者が差別される原因としては独特の容貌などで美しくないからという厳しい現実もあります。
物語に登場する盲目の美女や白痴の美少女がもてはやされることはあっても現実ではほぼ皆無です。

こんなおかしな現実を皮肉った映画として『シュレック』があります。
この中で美しい姫は怪物のシュレックと結婚知るだけでなく、自らも怪物の姿になることを選びます。
とはいえ、この映画は現実を逆手にとったアンチテーゼですから、この裏返しが現実であることを認めたうえでの作品です。

そして、この美醜基準の最大の悲劇が障害者よりも醜い男女のほうが圧倒的に多いという現実です。
だいたい世間的には、美:普通:醜の比率は1:2:2くらいとして認識されるんじゃないでしょうか。
無作為に異性が10人くらい集まったら、いいな、付き合いたいなと思えるような人が数人いる一方で
生理的に無理、頼まれても付き合えないという人が3、4人いる感じですね。だいたいこんなものでしょう?

結論をいえば、身体障害者よりも数が多く、それでいて対人関係においてはハンデも大きいブサイクなのに
行政など社会的にはなんら援助の手を差し伸べていないという事実です。美容整形だって保険は適用されません!
私はこのような社会的に醜いという一点で大きな支障をきたしている人にも支援してゆく必要を感じています。
かつてはお見合い結婚ということで、ブサイクな人でもそれなりに結婚相手が決まてくれる世の中であったのに
いまの自由競争の時代においてはセーフティネットがあまりにもなさすぎます。
民間ではアニメや漫画、ライトノベル、アダルトビデオなどといった物語世界の提供のみが唯一の受け皿ですが
そこに溜まってしまうと脱出するすべはなく、蜘蛛の糸が垂れてくる期待値は地獄よりも低いかもしれません。

独身男性の7割以上が現在交際相手がおらず、4割については童貞であるという日本社会についてどう考えるか
自分として何を提言できるかということを作品の中で語るというのもおもしろいかもしれませんよ!
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